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「関根が持ったとき…」決勝点奪取!! 浦和FW江坂任の“予感”

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FW江坂任とMF関根貴大

[9.25 J1リーグ第30節 FC東京 1-2 浦和 味スタ]

「何か起こる」という予感はあった。そして、その言葉どおり、浦和レッズFW江坂任の目の前にボールがこぼれてきた――。

 試合開始早々の37秒、FW田川亨介にネットを揺らされて先制点を献上してしまう。「あれだけ早い時間帯に失点したので、もったいない部分はあった」。しかし、時間は89分も残されている。「修正する時間もあったし、自分たちのサッカーをやろう」と焦ることなく、試合を進めた。

 FC東京のプレッシャーに苦しむ場面もあったが、前半アディショナルタイムにMF柴戸海、MF平野佑一とつないだボールから最後はDF酒井宏樹が蹴り込んで試合を振り出しに戻す。そして、後半21分に江坂が勝負を決めるゴールを記録する。

 PA外でボールを受けたMF関根貴大がPA付近までボールを運び、左足を一閃。勢い良く飛び出したボールはクロスバーを叩いた。すると、「関根が持ったときに仕掛けるタイミングで中にいれば何か起きると思っていた」という江坂がいち早くこぼれ球に反応。

 冷静に左足で合わせたボールはゴールマウスへと吸い込まれ、決勝点となるゴールが生まれた。「良いシュートを打ってくれて、いいところにはね返ってきてくれた」とチームを3連勝へと導いた男は白い歯を見せた。

(取材・文 折戸岳彦)
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