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就任以降、初のクリーンシート…松本・名波監督「一歩とは言わないが、半歩ずつ前進している」

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[10.3 J2リーグ第32節 千葉 0-0 松本 フクアリ]

 連勝中の相手のホームに乗り込み、勝ち点1を確保した。松本山雅FC名波浩監督は「前向きに捉えていい」と試合後に語った。

 序盤から千葉にボールを保持される展開となり、幾度となくゴールに迫られる場面を作られる。しかし、体を張った粘り強い対応でしのぎ、たとえフィニッシュに持ち込まれても守護神のGK村山智彦の好セーブでゴールを許さずに試合を進めた。

 ボールを奪ってもなかなか攻撃に転じられなかった。「後半はほぼノーチャンスで攻撃と守備のトレーニングを見ているような感じになった。攻撃に入ったときに休んでいる選手が多く、後ろからダイナミックに動き出したり、リスクを犯して飛び出す選手がなかなか出てこなかった」と指揮官が振り返ったように、後半のシュート数はゼロに終わった。

「(勝ち点)1を取るしかないというゲームになった」

 厳しい展開となったものの、「彼が1を持ってきたと言っても過言ではない」と評価された村山の踏ん張りだけでなく、集中力を切らさなかったチームは最後まで千葉にゴールを許さず。0-0で試合終了のホイッスルを聞き、敵地から勝ち点1を持ち帰ることに成功した。

「0-0という結果で満足していない」と語った名波監督だが、「就任して初めてのクリーンシートになったし、負けなしのゲームが続いた。一歩とは言わないが、半歩ずつ前進していると思う」と手応えも感じているようだ。

(取材・文 折戸岳彦)
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