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残留に望みつなぐ1勝…ド派手な打ち合い制した横浜FC、5発で最下位→18位へ浮上! 残留圏16位徳島と4差に

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打ち合いを制した横浜FC

[10.16 J1第32節 横浜FC5-3徳島 ニッパツ]

 J1リーグは第32節を行い、ニッパツ三ツ沢球技場では最下位横浜FCが残留圏の16位徳島ヴォルティスと対戦した。横浜FCが激しい打ち合いを制し、5-3で勝利。横浜FCは仙台、大分をかわして最下位20位から暫定18位へと浮上。残留圏16位徳島との勝ち点を4差に縮めている。

 横浜FCは2日の鹿島戦(○2-1)から1人を変更。マギーニョが先発に復帰し、3-4-2-1のフォーメーション。対する徳島は3日の鳥栖戦(○3-0)と同じ11人がスタメンに名を連ね、4-4-2の布陣を採用した。
 
 先手を取ったのは横浜FCだった。前半9分、DF高橋秀人がMFムシャガ・バケンガにプレッシャーを掛けると、こぼれ球をおさめたMF瀬古樹が斜めにスルーパス。抜け出したMF松尾佑介が右足で強烈なミドルシュートを放つと、クロスバーを叩いてゴールマウスへと吸い込まれた。

 松尾はジャンプ一番、ガッツポーズで喜びを爆発させた。横浜FCは勢いに乗り、前半20分、MF安永玲央のスルーパスに抜け出したFWサウロ・ミネイロがワンタッチで持ち出すと、右45度の位置から右足シュートを突き刺し、2-0とした。

 2点を追う徳島も反撃に出る。前半34分、PA手前からMF西谷和希が右足で強烈なミドルシュートを放つ。これはGKスベンド・ブローダーセンが横っ飛びでセーブしたが、こぼれ球に反応したMF岩尾憲がヘディングシュートでネットを揺らした。

 試合は打ち合いの様相を呈し、前半アディショナルタイム6分には横浜FCが次の一点を奪った。ドリブルで持ち上がった瀬古がスルーパスを通すと、ぎりぎりで抜け出したサウロ・ミネイロがGK上福元直人の股下を抜く右足シュートでネットを揺らした。

 再び2点差とされた徳島は後半開始と同時にFW宮代大聖とDFドゥシャンを投入。すると後半11分、MF岸本武流の縦パスで抜け出した宮代が右サイドから速いクロスを入れると、ファーサイドに走り込んだFW垣田裕暉が左足で流し込んだ。再び1点差とすると、徳島がついに試合を振り出しに戻した。

 後半21分、岸本が左へ展開すると、西谷がPA左を縦に仕掛けてクロスを供給。ファーサイドにフリーで飛び込んだ垣田は滞空時間の長いヘディングシュートでネットを揺らし、3-3に追いついた。垣田は2試合連続の2ゴールとなった。

 追いつかれた横浜FCは後半21分にMFアルトゥール・シルバとDF高木友也を投入すると、早川知伸監督の采配が的中する。後半23分、ドリブルで長距離を持ち上がった高木はPA左手前から左足を一閃。鋭いミドルシュートを突き刺し、勝ち越しに成功した。

 後半アディショナルタイム2分にはFW渡邉千真がダメ押しの5点目。横浜FCは5-3で競り勝ち、奇跡の残留に望みをつなぐ勝利。今季2度目の2連勝を飾り、残留圏16位徳島との勝ち点を4差に縮めた。一方、徳島は連勝が2でストップし、3試合ぶりに黒星を喫した。

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