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粘ってしのいだ千葉に劇的展開…5試合ぶり失点も、MF見木の後半AT弾で大宮撃破

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劇的な決勝点を奪ったジェフユナイテッド千葉MF見木友哉

[10.17 J2リーグ第34節 千葉 2-1 大宮 フクアリ]

 J2リーグは17日、第34節を開催し、フクダ電子アリーナではジェフユナイテッド千葉大宮アルディージャが対戦。前半4分にDF鈴木大輔の得点で千葉が先制するが、後半4分にMF黒川淳史の得点で大宮が追い付く。すると同アディショナルタイムにMF見木友哉が決勝点を奪い、千葉が2-1の勝利を収めた。

 4試合連続無失点で、その間3勝1分で無敗の千葉は10月10日の第33節町田戦(○1-0)から先発1人を入れ替え、MF船山貴之らを先発起用。一方、ここ3戦無敗(2勝1分)の大宮は前節金沢戦(△2-2)から先発3人を入れ替え、FW中野誠也、DF河面旺成、DF山越康平らがスターティングメンバーに名を連ねた。

 試合開始早々の前半4分に千葉が早々と先制に成功。船山が蹴り出した弾道の低いCKに対し、ニアサイドに走り込んだ鈴木が左足で合わせてネットを揺らし、スコアを1-0とした。

 1点のビハインドを背負った大宮は同6分、河面のCKをニアサイドの黒川がすらし、ファーサイドの中野が右足で狙うが、MF福満隆貴にブロックされてしまう。さらに同34分には、右サイドの黒川が送ったクロスからゴール前でフリーになった中野がヘディング。しかし、シュートはゴールマウスを捉え切れなかった。

 1-0と千葉がリードしたまま後半を迎えると、同4分に大宮が試合を振り出しに戻す。CKのこぼれ球に反応したMF小島幹敏が巧みな浮き球のパスを最終ライン裏に落とすと、走り込んだ黒川がトラップでボールを落ち着けて右足で流し込んだ。この失点は千葉にとって5試合ぶりの失点となった。

 千葉は後半15分にFWサウダーニャとDF安田理大、大宮は同21分にFW奥抜侃志をピッチへ送り込むなど、両チームともに選手交代をして勝ち越しゴールを狙いにいく。同29分には黒川のスルーパスからPA内に走り込んだ奥抜が右足で蹴り込み、大宮が逆転に成功したかと思われたが、これはオフサイドの判定に取り消される。

 攻勢をかける大宮は同アディショナルタイム、DF馬渡和彰のシュートのこぼれ球に反応した奥抜が至近距離から狙うも、GK新井章太にストップされる。すると、大宮の攻撃をはね返し続けた千葉が、同90+3分にカウンターを発動。MF熊谷アンドリューが自陣から蹴り出したクリア気味のボールから見木が最終ライン裏に抜け出して独走すると、PA内まで持ち込んで右足のシュートでネットを揺らす。見木の今季10得点目が決勝点となり、千葉が2-1の劇的な勝利を収めた。


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