[11.7 J1第35節 鳥栖3-1川崎F 駅スタ]

　J1連覇を前節で決めた王者川崎Fに土をつけた。サガン鳥栖が好ゲームを演じ、7試合ぶりの白星。先制ゴールを挙げたMF岩崎悠人は「苦しい試合が続いていたので、王者にこういう形で勝つことができて嬉しい」と喜びを口にした。

　王者の出鼻をくじいた岩崎のゴールを口火に、前半だけで3ゴールを奪った。「前半の入りから勢いを持って入ろうとチームで決めていた」。前半3分、DF飯野七聖がドリブルで仕掛けて右サイドを縦に突破。グラウンダーのクロスを供給すると、走り込んだ岩崎が左足で合わせ、先制ゴール。前半20分、32分にも追加点が生まれると、川崎Fの反撃を最小失点にとどめ、金星をもぎ取った。

　今夏、期限付き移籍で鳥栖に加入した岩崎は移籍後初ゴール。プロ5年目で待望のJ1初ゴールとなった。「七聖くんがいいボールを上げてくれた。起用してくれた監督の期待にやっと応えことができた」。得点後は金明輝監督のもとへと駆け寄り、熱い抱擁で歓喜を爆発させた。

「ずっとゴールを決めて監督のもとに走っていきたいと決めていた。今日実現できてすごく嬉しいです」

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