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残留を決めた柏FW武藤がサポーターに感謝…「背中を押してくれた」

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ボレーシュートを狙う柏FW武藤雄樹

[11.7 J1第35節 柏1-0C大阪 三協F柏]

 今夏に、浦和レッズから柏レイソルへと完全移籍を果たしたFW武藤雄樹。チームの得点力アップを期待されて加入した背番号19に、この試合最初の決定機は生まれた。前半28分、柏は左サイドでMFドッジ、FWクリスティアーノ、DF三丸拡がパス交換してペナルティエリア内の武藤にパスを送る。武藤、三丸、MF仲間隼斗を経由したボールは、ゴール前の武藤へとつながると、ゴール右隅へとコントロールシュートを放ったが、GKキム・ジンヒョンの好守にあい、先制点とはならなかった。

 その後、柏が多くの時間でペースを握りながらもスコアレスの展開が続く中、後半41分に、武藤が最前線で起点となり、DF大南拓磨の決勝点を呼び込む。この勝利で柏は、J1残留を確定させた。

 前日には「気持ちよさそうにプレーできていない」と指揮官から指摘され、「相手のいやなところでのプレーをもっとやってくれ」と発破をかけられたという武藤。移籍後初得点は持ち越しとなったが、「ゴールに関してはいつも狙っていますし、早くレイソルでのゴールを決めたい」と次戦以降にゴールを期する。

 C大阪戦は、今季の三協フロンテア柏スタジアムでの最多となる、6458人の観客数に。「すばらしい雰囲気をつくってくれている」と武藤は称賛する。柏はC大阪戦から、試験的に太鼓(ドラム)の使用の規制緩和を実施しており、「連戦の中でも、背中を押してくれて走りきれた」と、サポーターが演出するスタジアムの雰囲気に感謝を並べた。

 柏にとって、ホームでの勝利は8月29日のJ1第27節・横浜FC戦(○2-1)以来約2か月ぶり。武藤が出場したホームゲームという意味では、”初勝利”となった。「今日は勝利を見せることができてよかったです」と、この日、33歳の誕生日を迎えたストライカーは、サポーターに勝利を届けられたことをよろこんでいた。

(取材・文 奥山典幸)
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