beacon

横浜FC、残留圏には1度も浮上できずJ2降格…早川監督「悔しい思いでいっぱい」

このエントリーをはてなブックマークに追加

途中出場した中村俊輔

[11.20 J1第36節 横浜FC 0-2神戸 ニッパツ]

 横浜FCのJ2降格が決まった。2試合を残して17位以下が確定し、奇跡の逆転残留は叶わなかった。早川知伸監督は「自分が求めてきたミッションが達成できなかった。悔しい思いでいっぱいです」と険しい表情で語った。

 2019年にJ2リーグ2位で昇格を果たし、昨季はコロナ禍で降格がなかったが、残留圏内の15位フィニッシュと奮闘。しかし、今季は4チームが降格する厳しいレギュレーションで、前半戦の躓きが痛かった。開幕6連敗と泥沼のスタートを切り、4月7日に成績不振で下平監督を解任。早川監督に立て直しとJ1残留が託されたものの、初勝利を挙げたのは5月15日の第14節湘南戦。開幕20戦までわずか1勝だった。

「自分が率いてから、チームの現状把握に時間がかかったり、就任後は連戦が続いてなかなか練習ができなかった。そんな中でチームを作っていく難しさを感じた。チームとしてもコロナの影響で欠場者が出たり、主力を決められない難しさもあった」

 今夏、GKスベンド・ブローダーセンら外国人5人を補強。後半戦は奮闘したが、残留圏には一度も浮上できず、ほとんどを最下位で過ごしたシーズンだった。「中断明けからチームとして練習が重ねられて整理できたり、新たな補強選手たちが活躍してくれることで一丸となってJ1残留というミッションに向かっていたが、結果的には残念な結果になった」。

 クラブがJ1に定着する難しさについて、早川監督は「ひとつはJ1に定着するための土台作りが、ハード面も含めてクラブとしても残っていくものが必要」と指摘。そのうえで、「ピッチの中では個の質がより高いことは痛感した。J1でいくら組織で守っても、個の力で打開されてしまうことは多くあった。個の質はより求めていかなければならない」と受け止めた。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2021シーズンJリーグ特集ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

TOP