[11.21 J2リーグ第40節 千葉 2-0 北九州 フクアリ]

　ここ2試合の反省を生かしての勝利。無敗記録を「11」まで伸ばしたジェフユナイテッド千葉の尹晶煥監督は「チームの力がついてきたと思う」と手応えを感じているようだ。

　前半こそスコアレスで折り返したものの、後半9分にMF見木友哉のゴールで先制に成功。「先制点を取れたことで安定したサッカーができた」と振り返ったように、同25分にはカウンターから再び見木がネットを揺らしてリードを2点差に広げた。

「追加点は今週、トレーニングした部分が出たと思う。カウンターからの得点がそんなにないので、この結果で選手たちが自信を持ってやってくれればいい」

　第38節水戸戦では2点のリードを守り切れずに2-2のドローに持ち込まれ、前節琉球戦でも追い付かれて2-2のドロー。「勝っているときの試合運びがうまくいかなかった」が、この日は違う。北九州の反撃を許さずに逃げ切って3試合ぶりの白星を手に入れ、「前回2試合を反省する意味で、今回の勝利は大きかった」と胸を張った。

　これで、ここ11戦無敗(7勝4分)とチームは好調を維持している。「11試合負けていないので、チームの力がついてきていると思う」と話す。次節は昇格を狙う京都をホームに迎えるが、「目の前で昇格させてはならないと思っている。ホーム最終戦を勝利で飾りたい」と難敵相手に必勝を誓った。

(取材・文　折戸岳彦)

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