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大久保嘉人が涙、涙の引退会見「泣かない予定やったんですけど、速攻…」

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FW大久保嘉人(写真はルヴァン杯決勝)

 会見冒頭から目に大粒の涙を浮かべ、声を詰まらせた。01年のセレッソ大阪入団から20年、今季限りでスパイクを脱ぐ元日本代表FW大久保嘉人(39)が引退会見を行い、「今シーズンをもって引退します。本当に最高のサッカー人生でした」と挨拶。桜色のハンカチで涙を拭った。

「泣かない予定やったんですけど、速攻泣いてしまいました。すみません」

 今季はキャリアをスタートしたC大阪に15年ぶりに復帰した。昨季はJ2東京Vで無得点に終わったものの、J1の舞台で開幕5戦5発と復活をアピール。まだ出来ると惜しまれながらも、自ら“引き際”を決めた。

「自分はプロになった時に、こういう引退をしたいというプランがあった。自分が動けるうちに、まだまだできるだろうと言われるうちに辞めたいと自分で思っていた。それが今なのかと思い、決断しました」

 J1歴代最多となる191得点を記録した稀代の点取り屋。200ゴールの大台到達が期待されただけに、「それは結構言われるんですけど…取りたい…」。言葉を詰まらせ、涙を拭いながら、「取りたい気持ちはありましたね。まだまだ、自分の力が足りなかったのかなと思っています」と続けた。

「サッカー選手になって、自分は汚いプレーヤーでしたけど、その中でも全然悔いはない。サッカーの時と、普段の時は自分の性格は全く違いますけど、サッカーの時に自分を貫き通せた。色々言われましたけど、その中でここまでよくやって来たなと自分でも誇りに思いますし、まねをしない方がいいところもいっぱいありましたけど、それもサッカーだと思ってきた。悔いなくサッカー人生を終えられるなと、今は幸せです」

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