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崖っぷち松本が相模原を相手に劇的ドロー この試合での降格決定は回避も…

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松本が相模原と1-1のドロー

[11.28 J2第41節 相模原1-1松本 ギオンス]

 J2第41節が28日に行われ、22位松本山雅FCは敵地で18位SC相模原と1-1で引き分けた。これでJ3自動降格圏内の19位以下が決定。J2ライセンス未交付のテゲバジャーロ宮崎がJ3で2位以内に入った場合、降格が4チームから3チームに減るため、19位でもJ2残留となるが、松本は1時間遅れで試合を行っている勝ち点4差の19位ツエーゲン金沢の結果次第で降格となる20位以下が確定する。

 前節・愛媛戦(○2-1)の土壇場の逆転劇で残留圏内に浮上した相模原が、J2生き残りへ崖っぷちの松本を迎えた一戦。後がない松本は序盤からFWルカオをターゲットにした攻撃やMFセルジーニョのプレースキックなどでチャンスを作るが、なかなか相模原の守備を崩し切れない。前半はそのままスコアレスで終了した。

 松本はハーフタイム明けからFW伊藤翔に代え、4試合ぶりのベンチスタートだったFW榎本樹を投入。後半24分にはルカオが右足で際どいミドルシュートを放つも、GK三浦基瑛の好セーブで先制とはならない。ゴールまであと一歩という展開が続く中、同25分にFW阪野豊史、MF河合秀人、MF田中パウロ淳一を同時にピッチへ送り出した。

 その後も松本が得点を挙げられずにいると、後半45分に相模原のFKから途中出場MF児玉駿斗がこぼれ球を右足で蹴り込み、先制ゴールを奪う。

 しかし、試合はこれで終わらない。追い詰められた松本は後半アディショナルタイム6分、左サイドのFKからMFセルジーニョがクロスを送り、ニアの相手に当たってネットが揺れる。土壇場のオウンゴールにより、1-1の痛み分けに終わった。

 この一戦での降格決定は回避した松本だが、他会場の19位金沢が引き分け以上に終わった場合、1試合を残して初のJ3降格が決まる。

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