[11.28 J2第41節 金沢2-1山形 石川西部]

　J2第41節が28日に各地で開催された。石川県西部緑地公園陸上競技場では19位ツエーゲン金沢と7位モンテディオ山形が対戦し、ホームの金沢が2-1で勝利。連敗を3で止める4試合ぶりの白星を手にし、残留圏内の17位に浮上した。また、この結果、21位愛媛FCと22位松本山雅FCのJ3降格が決定している。

　開始から山形がボールを支配して攻め込む中、金沢は奪ってからの速い攻撃でチャンスを創出。前半25分には敵陣で回収したボールをテンポよくつなぎ、PA内左のFW嶋田慎太郎が左足で強烈なシュート。しかし、クロスバーに嫌われ、跳ね返りに反応したFW丹羽詩温も押し込むことができない。

　それでも後半34分に元山形ストライカーがスコアを動かす。カウンターから途中出場のFW瀬沼優司がドリブルで攻め上がり、左のMF大石竜平に預けてゴール前へ。大石のクロスにファーで合わせ、先制のヘディング弾を叩き込んだ。

　しかし、上位の山形も意地を見せる。後半41分、MF樺山諒乃介のバックパスをPA手前左のFW山田康太が受け、コントロールから右足でシュート。ゴール左に決まり、今季8得点目を挙げた。

　1-1と同点に追い付かれた金沢だったが、後半アディショナルタイム3分に再び瀬沼。カウンターから最後尾のDFと入れ替わり、PA手前中央から右足でシュートを放つ。これがネットを揺らし、決勝ゴールとなった。

　J2からJ3への降格は、J2ライセンスを持たないテゲバジャーロ宮崎がJ3で2位以内に入った場合、4チームから3チームとなるが、今節の結果を受けて下位2チームである21位愛媛と22位松本の20位以下が確定。1試合を残してJ3降格が決まった。

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