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12年ぶりのJ1昇格に感極まった京都MF宮吉拓実「とても嬉しいです」

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チョウ・キジェと喜びを分かち合うFW宮吉拓実

[11.28 J2リーグ第41節 千葉 0-0 京都 フクアリ]

 12年ぶりのJ1昇格。下部組織で育った京都サンガF.C.のFW宮吉拓実は「とても嬉しいです」と試合後のインタビューで感極まった表情を見せた。

 千葉戦では引き分け以上でJ1昇格が決まる状況だったが、序盤から積極的な姿勢を見せた。ボールを保持して試合を進め、素早い攻守の切り替えで千葉から自由を奪い取る。幾度となくゴールを脅かしながらも、GK新井章太の好守にも阻まれて試合を動かせなかったが、千葉にも得点を許さずに試合を進め、0-0のまま試合終了のホイッスルを聞いた。J1昇格が決まった瞬間となった。

「勝ち点1を積めたら決まりという部分はあったけど、欲を言えば勝ち切って決めたかった。でも、全員で90分通してハードワークできたと思う」

 自身は京都の下部組織で育ち、08年にトップチームデビューを飾った。その後、14年に富山への期限付き移籍を経験し、15年に京都に復帰。16年に広島に完全移籍を果たすと、18年には札幌に戦いの場を移し、19年から京都に戻って来た。

「僕自身、このチームから違うチームに移籍もした。それでまた、このチームに戻ってきてたくさんの人に応援して頂き、今シーズン、こういう結果を手にすることができて嬉しいです」

 試合直後のインタビュー時には涙を浮かべていたが、記念撮影では満面の笑みを浮かべ、サポーターとともにJ1昇格を喜んだ。

(取材・文 折戸岳彦)
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