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徳島のJ2降格決定…広島の攻撃大爆発!! バースデー藤井1G1Aなど大量4発

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[12.4 J1第38節 徳島2-4広島 鳴門大塚]

 J1リーグは4日、シーズン最終節を各地で行い、徳島ヴォルティスのJ2降格が決まった。ホームでサンフレッチェ広島と対戦し、前半の3失点が響いて2-4で完敗。昨季のJ2リーグを制して7年ぶりの昇格を果たしたが、1年での逆戻りとなった。

 前節の湘南戦(○1-0)での勝利により、J1残留の望みをなんとか繋いだ降格圏17位の徳島。15位の清水とは勝ち点3差、16位の湘南とは勝ち点こそ並ぶものの得失点で14点差をつけられている中、必勝を期してこの一戦に臨んだ。

 ところが、前半からゴールラッシュを見せたのは広島だった。まずは前半9分、左サイドを細かいパスワークで打開すると、MF青山敏弘がペナルティエリア右に鋭いフィードを送り、これにMF藤井智也が反応。完璧なミートでボレーシュートを突き刺した。藤井はこの日が23歳の誕生日。記念すべき日に記念すべきJ1初ゴールを記録した。

 さらに前半11分、J1初ゴールで勢いに乗った藤井が自慢のスピードを活かし、右サイドを突破。鋭いクロスにFWエゼキエウが頭で合わせ、早くも追加点を奪った。その後は徳島が一方的にボールを握り、広島を追い立てる。それでも同36分、広島はMF柴崎晃誠の左CKをニアでMF東俊希がそらすと、ゴール前に飛び込んだエゼキエウが押し込み、前半のうちに3-0とした。

 J1残留が絶望となった苦しくなった徳島は後半、DFジエゴ、DF福岡将太、MF鈴木徳真に代わってDF田向泰輝、FW一美和成、MF内田航平を投入し、奇跡の逆転を狙う。すると4分、早々にビッグチャンス。FW西谷和希が左サイドを突破し、グラウンダークロスにFW垣田裕暉が反応すると、GK大迫敬介がこぼしたボールをMF宮代大聖がゴールに流し込む。しかし、垣田が大迫との接触でファウルがあったと判定され、得点は認められなかった。

 ところが後半8分、徳島がようやく1点を返した。自陣でのゆっくりとしたボール回しから右サイドを攻め込み、MF藤田譲瑠チマの縦パスを受けた宮代が縦パスを配給。これは相手DFにカットされたが、バイタルエリアでセカンドボールを拾ったMF岸本武流が果敢なダイレクトのミドルシュートでゴール右隅を射抜いた。岸本は前節の湘南戦に続き、2試合連続ゴールとなった。

 それでも後半20分、徳島は左サイドからのスローインを受けたMF岩尾憲が足を滑らせてトラップミス。これを柴崎に奪われると、素早いカウンターを受け、ピンチを招く。柴崎の突破に対しては守備陣が寄せてうまく対応したかと思われたが、途中出場のMF浅野雄也が放ったシュートがDFカカに当たってネットに吸い込まれ、再び3点差となった。

 徳島は後半35分、右サイドを岸本が切り裂き、相手守備陣のクリアボールがゴール前に跳ね上がると、藤田の折り返しに一美が反応。高い打点でゴールに押し込み、スコアをまたも2点差に詰め寄った。その後もなんとか逆転を目指し、ゴールを狙った徳島。しかし、反撃はここまで。2-4のままタイムアップを迎え、1年でのJ2降格が決まった。

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