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最後は耐えた鹿島が4位フィニッシュ!! 天皇杯で川崎F優勝なら来季ACL出場へ

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[12.4 J1第38節 仙台0-1鹿島 ユアスタ]

 J1リーグは4日、最終第38節を各地で行い、鹿島アントラーズベガルタ仙台を1-0で破った。鹿島は自力での4位フィニッシュを決め、天皇杯の結果次第でAFCチャンピオンズリーグ出場権獲得の可能性を残した。

 すでにJ2降格が決まっている仙台と、ACL出場権獲得の可能性を残す鹿島との対戦。鹿島はすでに3位以内の可能性が消滅し、J1リーグの結果でACL出場権を得ることはできなくなったが、天皇杯で川崎Fが優勝すれば4位にも出場権が与えられるため、シーズン最終節は重要な一戦となった。

 そんな鹿島は序盤から主導権を保持。まずは前半7分、DF関川郁万の縦パスを受けたMF荒木遼太郎のスルーパスにFW上田綺世が抜け出し、相手DFを背負いながら左足でシュートを放った。だが、これは右のゴールポスト。さらに同30分、左を攻め上がったDF安西幸輝のクロスに上田が高い打点で合わせるも、これはGKヤクブ・スウォビィクの正面を突いた。

 後半最初のビッグチャンスは仙台。17分、後半から投入されたFWフェリペ・カルドーゾのドリブル突破でFKを獲得すると、MF上原力也のキックは相手に跳ね返されたが、こぼれ球から再びクロスを供給。ニアサイドでDF平岡康裕がそらし、フリーのMF吉野恭平がゴール前で反応した。しかし、ボレーシュートは大きく枠外。先制点を奪うことはできなかった。

 すると後半28分、ついに鹿島がスコアを動かした。左サイドを突破した安西のクロスは大きく反対サイドに向かったが、相手のクリアボールで得たスローインをクイックリスタート。これを受けたMFディエゴ・ピトゥカが左足でクロスを送ると、荒木と上田には惜しくも合わなかったが、スウォビィクのファンブルを誘ってゴールマウスに吸い込まれた。

 鹿島はこのまま行けば他会場の結果を待たずに4位が確定。後半38分、左サイドを崩されて決定的なシュートを放たれるも、DF町田浩樹が鬼気迫るブロックを披露。同45分にもDF真瀬拓海のシュートに関川が立ちはだかった。そのままタイムアップ。鹿島が来季のアジア再挑戦に向けて価値ある白星を収めた。

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