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大宮、自力で残留決めた!運命の直接対決制して16位フィニッシュ! 敗れた群馬も18位でJ2残留

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直接対決を制した大宮

[12.5 J2第42節 大宮3-1群馬 NACK]

 J2リーグは最終節が5日、各地で行い、大宮アルディージャが注目の残留争い直接対決を制し、ザスパクサツ群馬に3-1で勝利した。大宮はこの試合に勝てば自力で残留を決められる条件。7試合ぶりの白星を飾って16位に浮上し、J2に生き残った。敗れた群馬は18位に後退したが、J2残留を決めた。

 今季のJ2リーグは下位4チームがJ3に自動降格する規定で、熾烈な残留争いは最終節までもつれ込んだ。すでに22位松本、21位愛媛の降格が決定。残るは2枠だが、J3最終節の結果次第では1枠に減るという複雑な条件。J2ライセンス未交付の宮崎が2位以上でフィニッシュした場合は、J3降格は3チームに減るため、19位のチームも降格を回避できる。

 20位北九州から相模原、大宮、金沢、群馬まで5クラブに降格の可能性があり、大宮vs群馬は命運をかけた直接対決となった。18位大宮は降格圏の19位相模原と勝ち点がわずかに1差だが、この試合に勝てば自力で残留を決められる条件で、引き分け以下の場合は他会場の結果次第。一方、大宮よりも勝ち点2上回っている16位群馬は引き分け以上で残留を確定できる。

 ホームの大宮は11月28日の町田戦(0-0)から1人を変更し、MF奥抜侃志が4試合ぶりにスタメンに復帰した。対する群馬は磐田戦(0-0)と同じスターティングイレブン。FW大前元紀、MF岩上祐三、DF畑尾大翔、GK清水慶記は古巣戦となった。[スタメン&布陣はコチラ]

 いきなり試合が動いた。前半7分、相手のパスをインターセプトしたMF田中稔也がドリブルで持ち上がると、PA内左のMF加藤潤也がパスを呼び込む。加藤は対峙した相手DFの股を抜く技ありシュートを放つと、GKの手をかすめて先制のネットを揺らした。

 群馬が先手を取ったが、大宮はすぐさま反攻に出る。前半16分、右サイドをえぐったDF馬渡和彰が深い位置から高速クロスを供給。MF黒川淳史が狙ったダイビングヘッドはGK清水に阻まれたが、こぼれ球をFW菊地俊介が蹴り込み、1-1に追いついた。

 勝利が必要な大宮は再びサイド攻撃のチャンスを仕留め、次の一点を奪った。前半35分、馬渡が右サイドを持ち上がって折り返し、菊池が落とすと、これに反応したのはMF三門雄大。三門は右足で巻いた鋭いシュートでネットを射抜き、逆転ゴール。今季限りで現役を引退するベンチのDF河本裕之を囲んで歓喜の輪をつくった。

 後半22分にはロングボールの流れから、FW河田篤秀がカーブをかけた右足シュートを突き刺し、勝負あり。終盤に河本を投入した大宮は3-1で勝利し、自力でJ2残留を決めた。大宮は9勝15分18敗で勝ち点を42に伸ばし、16位に浮上。一方、5試合ぶりに黒星を喫した群馬は9勝14分19敗の勝ち点41で18位フィニッシュとなったが、揃ってJ2に生き残った。

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