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“W受賞”の川崎Fレアンドロ・ダミアン、23得点のうち最も印象的なゴールを語る

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“W受賞”のFWレアンドロ・ダミアン

 川崎フロンターレFWレアンドロ・ダミアンは最優秀選手賞と得点王のダブル受賞を達成した喜びを口にした。

「移動も多く、隔離期間も長いシーズンになったが、逆に自分たちの団結力を生むことができたと思う。団結力を持って今シーズン戦うことで、Jリーグで優勝することができた。みんなのおかげで得点王にもたどり着けたし、みんなに感謝している。この賞をもらえたこともうれしく思っています」

 記録にも記憶にも残る活躍ぶりだった。副キャプテンに就任した今季はとりわけ、前線からの献身的な守備が高く評価された。得点ランキング2位からシーズン終盤に追い上げ、ラスト4試合で6得点。最終節は得点王争いの直接対決で互いに1点を加え、FW前田大然(横浜FM)とともに23ゴールで得点王に輝いた。

 そんなダミアンにとって、最も印象的なゴールは5月26日の第16節・湘南戦の2点目だったという。5月度の月間ベストゴールにも輝いたスーパーゴールだ。「自分の中でもすごく気に入っているゴールで、友人たちからもメッセージが届いた。強く思い出に残っています」。相手を背負ってパスを受けると、自ら浮かせたボールを豪快バイシクルで叩き込んだ。

「バイシクルは今まで数多く決めてきたんですが、相手にサプライズを起こす一つの手段。自分でボールを上げて、自分の特長であるバイシクルを決められた。友人からは『スーパーゴール』『これからももっとゴールを決めて頑張ってくれ』と言われました」

 リーグ連覇を達成したが、ACLではPK戦の末にベスト16で惜しくも敗退。「ACLに関しては1位で予選突破することができたし、いい大会を過ごすことができた。残念ながらPKでああいう結果になってしまったが、チームでいい経験ができた。素晴らしい経験を来年生かしてタイトルを勝ち取りたい」と悲願のアジア制覇を見据えた。

(取材・文 佐藤亜希子)
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