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フェアプレー個人賞は川崎F山根! 来年のW杯へ野心「自分次第で手に入るところまで…」

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 川崎フロンターレDF山根視来は2年連続でベストイレブンを受賞した。「今年はチームを自分が引っ張っていくという気持ちでシーズンに入って、数字を残して目に見える形で貢献しようと思っていた。それは一つ、達成できたので良かったです」。不動の右サイドバックとして2ゴール12アシストという数字を残し、連覇に大きく貢献した。

 昨年湘南から川崎Fに加入すると、右サイドバックのレギュラーとしてタイトル奪還に大きく貢献。30試合出場4ゴール6アシストと活躍し、ベストイレブンに初選出された。持ち前の攻撃力はさらに研ぎ澄まされ、今季は2ゴール12アシスト。アシスト数は昨季の2倍という目覚ましい結果を残し、アシスト王に輝いた。

 自身が掲げていた得点+アシスト=「10」以上という目標を達成。来季の目標を聞かれた山根は「今シーズン以上、というのはいつも思っていますし、(2ゴール+12アシスト)14だったので、来年は15を目指して、それを超えたら20を目指して、どんどん良い選手になっていけるように頑張っていきたい」とさらなる飛躍を誓った。

 今年はキャリア初の日本代表でも躍動した。世代別代表の経験は一度もなかったが、27歳で初招集され、3月25日の国際親善試合・韓国戦で先制ゴール。A代表デビュー戦でいきなり初ゴールを挙げ、W杯アジア最終予選を経験するなど存在感を高めている。来年のカタールW杯を見据え、「夢の舞台だったものが、自分次第で手に入るというところまで来れている。そこを意識して、これからの時間を大切に使っていきたい」と力強く語った。

 アウォーズではフェアプレー個人賞も受賞。今季は35試合フル出場で無警告無退場。「ファウルしないでボールを奪う、だけど激しくいくのが僕のテーマでもある」。原則は全試合に出場した選手が対象となる賞。W杯アジア2次予選の出場で1試合に出場していないが、クラブからの推薦を受け、選考委員会で選考のうえで選出された。

(取材・文 佐藤亜希子)
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