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J最優秀選手は川崎Fレアンドロ・ダミアン!! 得点王とW受賞「幸せな気持ちでいっぱい」

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最優秀選手賞に輝いたFWレアンドロ・ダミアン

 2021シーズンのJリーグ最優秀選手賞に輝いたのは川崎フロンターレFWレアンドロ・ダミアンだった。リーグ連覇を達成した川崎F勢の攻撃を牽引。35試合23ゴール8アシストという成績を残し、得点王とのダブル受賞を果たした。

「幸せな気持ちでいっぱいです。いつも自分はチームのために、チームが勝つためにやり続けようと思ってプレーしている。この賞はチームメイトがいたからこそ。家族、奥さんや子どもたちの存在も大切。彼らの存在があるからこそ、モチベーションを持って戦い続けることができています」

 川崎Fに加入した2019年は23試合9ゴール3アシストを記録すると、昨季は34試合13ゴール5アシストでJ1優勝に貢献した。今季は副キャプテンに就任し、強度を上げた前線からの献身的な守備が高く評価された。月間ベストゴール賞は2・3月度、5月度の2度受賞するなど、記録にも記憶にも残る活躍ぶりだった。

 得点ランキング首位のFW前田大然(横浜FM)を2位で追いかけると、ラスト4試合で6得点。ライバルの前田が「残り3節ですごい勢いで追い上げてきたのでヤバイと思いました」と振り返る怒涛の追い上げだった。11月27日の第37節G大阪で2ゴールをマークして22得点で前田に並ぶと、最終節は横浜FMとの直接対決で互いに1点を追加し、23得点で揃って得点王に輝いた。

「前田選手も素晴らしいシーズンを繰り広げていたので彼と一緒に、もしかしたら単独で輝きたかったかもしれないが、前田選手と一緒にこうして得点王になれたことを嬉しく思います。チームメイトに感謝しないといけない。みんながいないとこの場所に立っていないので、チームメイトに感謝したい」

 川崎Fからの得点王選出は6回目(4人目)で歴代最多を更新。得点王とのダブル受賞は史上9人目となった。

▼歴代のJリーグ最優秀選手(☆は得点王とのW受賞)
1993 三浦知良(ヴェルディ川崎)
1994 ペレイラ(ヴェルディ川崎)
1995 ストイコビッチ(名古屋グランパスエイト)
1996 ジョルジーニョ(鹿島アントラーズ)
1997 ドゥンガ(ジュビロ磐田)
1998 中山雅史(ジュビロ磐田)☆
1999 アレックス(清水エスパルス)
2000 中村俊輔(横浜F・マリノス)
2001 藤田俊哉(ジュビロ磐田)
2002 高原直泰(ジュビロ磐田)☆
2003 エメルソン(浦和レッズ)
2004 中澤佑二(横浜F・マリノス)
2005 アラウージョ(ガンバ大阪)☆
2006 田中マルクス闘莉王(浦和レッズ)
2007 ポンテ(浦和レッズ)
2008 マルキーニョス(鹿島アントラーズ)☆
2009 小笠原満男(鹿島アントラーズ)
2010 楢崎正剛(名古屋グランパス)
2011 レアンドロ・ドミンゲス(柏レイソル)
2012 佐藤寿人(サンフレッチェ広島)☆
2013 中村俊輔(横浜F・マリノス)
2014 遠藤保仁(ガンバ大阪)
2015 青山敏弘(サンフレッチェ広島)
2016 中村憲剛(川崎フロンターレ)
2017 小林悠(川崎フロンターレ)☆
2018 家長昭博(川崎フロンターレ)
2019 仲川輝人(横浜F・マリノス)☆
2020 オルンガ(柏レイソル)☆

(取材・文 佐藤亜希子)
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