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[J内定高校生の声_9]高体連屈指のサイドバック。前橋育英DF岡本一真「ライバルは笠柳翼」「実は〇〇がキレイなんです」

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 ゲキサカでは2022年にプロ入りする高校生選手たちをインタビュー。進路を決めた理由や自分の半端ないところ、選手権へ向けた意気込みのほか、『ゲキサカ質問箱』から好きな女性芸能人やハマっている漫画・Youtube番組、チーム内での流行りなどランダムな質問にも答えてもらっている。

 第9回は、ザスパクサツ群馬内定の前橋育英高(群馬)DF岡本一真(3年=横浜F・マリノスジュニアユース出身)だ。粘り強いマンマークに定評のある守備面はもちろん、攻撃面でも積極的なオーバーラップに特徴を持つ高体連屈指のサイドバックが、群馬サポーターやサッカーファンへ向けて自身のことを明かす。

【ゲキサカ質問箱】より
―スマホでゲームやってる?何のゲーム?
「自分はウイニングイレブンというサッカーのゲームをしていて、よく遠征のバスとかでもチームメイトと対戦したり、結構長い期間やっているので楽しんでいます。自分のお気に入りの選手はフェルナンド・トーレスで、チームの中でも強い方だと思います。自分がよくやっているのはキーパーの渡部堅蔵で、結構五分五分の試合が多くて(笑)、楽しんでいます」

―10年後、何してる?
「10年後は、できればプロの世界でまだ現役でやっているということが一番理想ではあるので、今からそこに向かってやっていければなと思います」

―サッカーを始めたきっかけは?
「自分は3歳の頃からサッカーを始めて、フットサルをやっている父の姿にとても憧れて、そこからボールを蹴り始めました。結構周りの子たちも小学生や中学生からやっている人が多いですけど、自分は3歳からやっているので、その経験も今に繋がっているのかなと思います。父は今でも結構自主練相手になってくれています。良いトレーニング相手です」

―実は〇〇なんです
「実は字がキレイです(笑)。自分で言うのもなんですけど、小学校5年生から習字を習っていて、サッカーで忙しかったんですけど、一応5年間、中学3年生までやっていました」

―自信のあるプレーはどんなプレー?
「自分はやっぱり守備の部分で自信を持っていて、相手にやらせないということが一番で、逆に攻撃の部分でも最近はより攻撃的なプレーを意識していて、選手権でもゴールやアシストを取れればいいかなと思っています。プリンスリーグでも、Jのクラブチームとか高校のチームとかいろいろなクラブと対戦していく中で、いろいろな選手がいるし、特徴もそれぞれテクニックがあったり、スピードを持っている選手がいるので、そこに対応できなければプロの世界では通用しないと思っているので、そこには自信を持っています」

―よく見るYouTubeチャンネルは?
「これはもうゲキサカさんですね。やっぱりサッカーをやっている中で、他のチームの情報もだいぶ気になりますし、どういう活躍をしているとか、そこの情報はいっぱい取り入れて、そこで刺激をもらっています」
(―スパイク動画に出た時の反響は?)
「いろいろな人が見てくれていて、そこで自分のことを新たに知ってくれる人も結構多くて、自分にとっては良い機会だったなと思います」

―高校での会心のプレーはどの試合のどんなプレー?
「3年になってからのプリンスリーグの鹿島アントラーズ戦の得点が一番印象に残っていて、結構自分は守備守備と言われていたんですけど、プリンスリーグを通して攻撃的な部分で得点も獲れるようになったり、チャンスメイクも結構できるようになってきたので、そこの部分でも自分の成長を感じられた試合なので、一番印象に残っています」
(―どういうゴールだった?)
「サイドバックなんですけど、ゴール前で中のポジションを取って、パスを受けて、そこからミドルシュートみたいな感じでした。もう喜び方が分からなくて(笑)、自分でもあまりよく覚えていないですけど、かなり嬉しかったです」

【J内定選手一問一答】より
―ザスパクサツ群馬内定が決まった感想は?
「会見でも言ったんですけど、やっとプロの世界でできるという嬉しさが一番強くて、自分自身もサッカーをやってきて、結構いろいろな経験をしてきたので、中学でも2年間弱ぐらいはケガをしていて、試合にも全然絡めていなくて、ようやく3年生になってから試合に出させてもらえるようになって、挫折も自分は味わってきたので、そのいろいろな経験からプロの世界でも壁を乗り越えられるようにしていきたいと思います」

―中学時代は横浜F・マリノスジュニアユースでプレーしていたが、前橋育英に来て、そこからプロになったということについてはどう思っている?
「前橋育英高校に入っても1年と2年の時は、プロへの意識もあったんですけど、なれるとは思っていなくて、この高校で一番成長できたのは自分でもビックリしています。自分でどうにかする、自立した力というのが高校に入って一番身に付いたと思いますし、味方の力を借りずに個人で何とかするということができるようになったので、そこが成長したかなと思います」

―ザスパクサツ群馬を選んだ理由は?
「前橋育英高校に入って、群馬という地域で(ザスパクサツ群馬が)ずっと身近な存在としてあって、そこでプレーすることで群馬に対して良い影響を与えられるかなと思いましたし、育英の先輩方もいる中で、そこで自分も一緒に良いものを得て成長していきたいと思ったので、選びました」

―3年間を過ごした群馬という土地への思い入れは?
「一番の思い出はこの気候で、夏は暑くて、冬は風が凄く強くて寒いという中で、サッカーをやっている上では自分に厳しいというか(笑)、鍛えられている要因かなとは思います」

―ザスパクサツ群馬の好きなところは?
「この前までJ3でもやっていて、どんどん這い上がってきて、下から努力して積み重なっているところが自分は好きです」

―自分の最もハンパないところは?
「プレー面では、攻守において1対1の部分では誰にも負けないという自信は持っていますし、プレー外でもきちんと高校生活をして、自分で自立した力を得られたのはだいぶ自信になりました」

―こういうところはだいぶ自立できたな、人として成長できたなと思うところはどういうところ?
「やっぱりメリハリのところで、何をしてもやらなきゃいけないところは自分自身で出てきて、洗濯だったり食事だったり、自己管理という部分で、睡眠だったり、そこは自分でもプロの世界に入っていく上で必要だと思っているので、できるようになって良かったかなと思います」

―理想としているプレー、自分が表現して嬉しいプレーは?
「攻撃的なプレーというのは自分も理想としていて、日本代表を見ても、世界を見ても、サイドバックの選手は結構攻撃的な選手が評価されていることもあって、得点やアシストも自分が目指しているところなので、どんな試合でもそこは目指して行けたらなと思います」

―サイドバックとして理想にしている選手は?
「クロスの面では(アレクサンダー・)アーノルド選手だったり、」Jリーグで言うと横浜F・マリノスの松原健選手だったり、タイプは全然違うんですけど、いろいろな選手を見て自分の参考にしています」

―今シーズンの自分のプレーの良いところと悪いところは?
「一番は守備のところが自信を持っているところだと思いますし。逆に足りないところはチーム全体を見た中でのコーチングだったり、具体的な仲間への指示はもっと増やしていった方がいいなと思います」

―インターハイ予選の決勝では桐生一高のキーマン(寶船月斗)をマンツーマンで抑え切ったが、あの試合の手応えは?
「自分の役割としては目の前の相手にやらせないというだけなので、監督に言われた通りに自分の仕事をするだけです」

―寶船選手が岡本選手を嫌がって左サイドに移ったら、岡本選手もそちらのサイドに移っていた。
「そうなるとは全然思っていなくて、予想外だったんですけど、そこにもしっかり対応できたかなと思います。練習では言われていたんですけど、何とかできたという感じです」

―自分にとってのライバルは?
「一番は今身近にいる笠柳翼ですかね。高卒で2人でJ2の世界に行くということで、もしかしたら対戦できる機会もあると思いますし、その時は絶対に勝ちたいですね(笑)」
(―笠柳選手に勝つイメージはできている?)
「たまに想像したりするんですけど、攻守において自分が圧倒したいなと思っています(笑)」

―プロで対戦したい選手は?
「ジュニアユースの同期だった西田(勇祐)とか山根(陸)とか、知っている選手とはやりたいと思っています」

―自分にとって高校選手権とはどういうもの?
「高校3年間の集大成でもありますし、今後の自分に向けての成長するべき大会だと思いますし、日本一の機会がもらえたということで、モチベーションはかなり上がっています。そこに向けて今からコンディションを調整して、頑張っていきたいと思います」

―選手権での個人とチームの目標は?
「個人としてはいち早くチームに合流して、そこでコンディションをベストに持っていって、チームに貢献できるようにしたいと思いますし、チームとしては日本一を獲ってから、全国であまり良い結果を出せていないので、再び前橋育英が日本一を獲るという勢いで、全国優勝を狙っていきたいと思います」

―プロ1年目の目標は?
「プロ1年目から試合に絡んでいけるように、日々の練習からチームの選手たちと切磋琢磨しながら、自分も成長していって、試合に出場できればなと思います」

―さらにその先の、サッカー選手としての目標は?
「やっぱり高校を卒業して、早くプロの世界に行くということは自分にも意図があって、有名な選手になって、海外で戦えるレベルに早くなっていけるようにしたいので、1年目からどんどん積極的に試合に絡んでいけるように頑張っていきたいです」

―ザスパクサツ群馬のサポーターへメッセージを
「ザスパクサツ群馬のサポーターの皆さん、前橋育英高校の岡本一真です。自分は1年目からどんどん積極的に試合に絡んでいけるように頑張りたいと思いますし、サポーターの皆さんをワクワクさせるようなプレーをどんどん出して行けるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」

(取材・文 土屋雅史)
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