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「その打診は突然でした。全く予想もしていませんでした」…甲府新監督に吉田達磨氏が4季ぶり復帰

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17年から18年途中までヴァンフォーレ甲府を率いた吉田達磨

 ヴァンフォーレ甲府は3日、2022シーズンの監督に吉田達磨氏が就任することを発表した。

 03年に柏ユースコーチを務め、指導者としての道を歩み始めた吉田氏。柏で下部組織監督や強化部長、トップチーム監督などを務めると、新潟監督を経て、17年に甲府監督に就任。しかし、同年にJ2に降格すると、1年でのJ1復帰を目指した18年シーズン途中に成績不振により契約解除が発表された。その後、19年5月からシンガポール代表監督を務めていた。

 4季ぶりに復帰する吉田氏はクラブを通じて、以下のようにコメントしている。

「その打診は突然でした。全く予想もしていませんでした。即答したわけでもなく、すぐに熱いものが込み上げてきたわけでもありません。ただじんわりと私の中に染みて行きました。そして熟考する代わりに忘れることはないであろう光景を思い出しました。

 解任となった翌日、チームへのお別れを終え去って行く私をたくさんのファン、サポーターの方が拍手で送り出してくれた信じられない光景。ホームゲーム敗戦後にゴール裏で叱咤激励を受けた光景。

 そして、段々と山梨で過ごしたその一つひとつが思い出され、そのどれも『途中であること』を再認識することができ、もう一度チャレンジしようと思い、監督就任のお話を引き受けさせていただく決意をしました。

 2017年に降格したにも関わらず、私の仕事ぶりを評価し、再びこのヴァンフォーレ甲府で指揮を任せることを決断してくれたクラブに感謝します。そして、再度受け入れて頂いたスポンサーの皆様、関係者の皆様に感謝します。山梨で出会った多くの方々と再会できること、また、新たな出会いに大きな幸せを感じます。

 チームは全力を尽くします。日々強くなるよう努力します。シーズンを通して絆を深め、成長して行く、そんなチームを作ります。ヴァンフォーレ甲府ファン、サポーターの皆様、長いシーズン、皆様に勝たせてもらう試合があるでしょう。皆様に勇気づけられることで乗り越えられる困難があるでしょう。この挑戦を共に楽しみ、そして勝ち取りましょう」

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