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19歳で3クラブ目! MF藤田譲瑠チマが横浜FMを選んだ理由「海外チックなチームなので…」

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横浜F・マリノスMF藤田譲瑠チマ

 横浜F・マリノスに新たに加入したMF藤田譲瑠チマは、弱冠19歳にして3つめのJクラブとなった。9日に行われた新体制発表会では「5大リーグや海外のトップレベルのチームでプレーする」という目標を明確に示し、ステップアップへの野望をのぞかせた。

 2019年にU-17W杯への出場経験を持つ藤田は、東京ヴェルディユース出身。ユース在籍時の同年にプロデビューし、昇格1年目の20年にはJ2リーグ戦41試合に出場すると、同年末に徳島ヴォルティスに完全移籍しJ1挑戦のチャンスを掴んだ。そんな昨季も28試合出場とフルシーズンにわたって稼働。チームはJ2に降格したが、横浜FMへの完全移籍で個人残留を果たした。

 藤田にとって、横浜FMへの移籍は目標とするヨーロッパ移籍に向けた大きなステップと位置付けているようだ。

 昨季の横浜FMとの対戦では「一番嫌な相手だった」といい、普段から定期的に横浜FMの試合を見ていたという藤田。新たな挑戦に向けて「このチームに来たら自分は成長できると思った。チーム自体がとても海外チックなチームなので、すごく良い要素がいっぱい」と目を輝かせつつ、「海外に行くまでの準備じゃないけど、このチームでしっかり戦うことができれば海外でも通用するんじゃないかと思って選んだ」と率直に思いを明かした。

 そうした目標に向け、自身の課題もしっかりと見つめている。「(横浜FMでは)ボランチの選手が将来5大リーグや海外のトップレベルのチームでプレーするのに必要なアグレッシブな動き、インテンシティの高い動きをできていたので、このチームに入って意識しながらやっていけば自分もできるようになると思った」。横浜FMのスタイルに適応しつつ、自身の成長につなげていく構えだ。

 もっとも海外挑戦のチャンスを掴み取るためには、横浜FMレギュラーとして存在感を発揮していくことが求められる。ボランチにはすでにMF喜田拓也、MF渡辺皓太ら強力な選手が並んでおり、激しい出番争いは必至。それでも野心に燃える19歳は「すごく層が厚いと思うけど、自分の良さを出せればチャンスはあると思う。チームのバランス役も担えれば、チームからの需要も増えると思うので、そういうところをどんどん出していければ」と意気込みを語った。

(取材・文 竹内達也)
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