2年連続でリーグ戦全試合出場。しかし、MF風間宏矢は新天地を求め、琉球からジェフユナイテッド千葉への完全移籍を決断した。10日に開催された新体制発表会見では、「歴史あるクラブでプレーできること、フクアリでプレーできることをすごく楽しみにしている」と語っている。

　MF船山貴之やMF矢田旭が退団したシャドーのポジション。鈴木健仁ゼネラルマネージャーが「一つの補強ポイントだった」と語ったように、手薄なポジションとなったが、FW高木俊幸とともに風間を獲得。鈴木GMは「この2年間フルに出場して、2ケタ以上の得点に絡んだ実績を残しているので、最後の得点の部分に関わってくれることを期待している」との期待を寄せた。

　これまで対戦相手として対峙してきた尹晶煥監督のサッカーの印象を「オーガナイズされた守備、対戦しても崩せない守備が常にイメージとしてある」と語った風間。「自分はそこをしっかりやり、攻撃面で自分のプレーを出せればいい」とプレーイメージを膨らませている。

　昨季、36失点とリーグ2位タイの記録を残した守備とは異なり、48得点はリーグ12位。「得点の部分で違いを見せられれば」と語った男の爆発は、悲願のJ1昇格に向けて不可欠となるだろう。

(取材・文　折戸岳彦)

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