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「14番」初陣勝利で飾れず…川崎F脇坂泰斗「改善点しかなかったゲーム」

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14番を継承したMF脇坂泰斗

[2.12 富士フイルムスーパー杯 川崎F 0-2 浦和 日産]

「14番」の初陣を勝利で飾ることはできなかった。今季、中村憲剛氏が付けてきた背番号を継承した川崎フロンターレMF脇坂泰斗は背番号14を初披露。「ユニフォームを着る前から緊張するのは、人生の中であまり経験したことがない」と前日に高揚感を口にしていたが、悔しい敗戦となった。

 浦和レッズに苦戦したチームはボールを保持してもなかなかフィニッシュまで持ち込めず、90分間のシュート数は8本。「シュートが少なかった」と悔しさをにじませた。

「中盤で潰される回数も、相手にセカンドボールを拾われる回数も多かった。守備で潰せるところもあまりなかったので、改善点しかなかったゲームだと思います」

 新加入のタイ代表MFチャナティップ(←札幌)は左ウイングで先発すると、後半開始にFWマルシーニョの投入でインサイドハーフにシフト。「彼が入ったことで流動性が生まれたし、マルシーニョが幅をつくってくれて間が空いてきた感覚があった」。脇坂とチャナティップが並んだ布陣でチャンスは広がったものの、ゴールはこじ開けられなかった。

 3連覇を目指すJ1リーグの開幕は一週間後。18日、ホーム等々力陸上競技場にFC東京戦を迎え撃つ。「最初は非常に大事。きょうのようなゲームをしないように、チームとして合わせられるところ、個人で向上できるところは短い時間でフォーカスしてやっていきたい」と前を向いた。

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