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川崎Fは敗戦も…鬼木監督「開幕に向けて修正するための、本当にいい試合だった」

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鬼木達監督が試合を振り返る

[2.12 富士フイルムスーパー杯 川崎F 0-2 浦和 日産]

 J1王者・川崎フロンターレは、天皇杯覇者の浦和レッズに0-2で敗戦。今シーズンの開幕を告げるタイトルマッチで黒星を喫した。鬼木達監督が試合後に課題と収穫を挙げる。

 連覇王者の川崎Fが、シーズン開幕戦で敗れ去った。前半7分にFW江坂任に先制ゴールを許すと、後半36分にも失点。得点を奪うことができないまま、90分間で試合は終了した。

 鬼木監督は「今シーズン初めての公式戦ということで、勝負事なので勝ちを求めていましたけど、なかなか自分たちで難しい展開にしてしまった」と悔しさをにじませる。その上で、チームの課題に言及。「開幕に向けて修正するための、本当にいい試合だった」と気持ちを切り替えた。

 指揮官は攻撃面で課題を挙げる。ボールは握りつつも、流れるような攻撃は展開できず。「相手の動きを見ながらどこが空いているのか、前からプレスが来るときと、ブロックを組まれるときなど、動かないなら動かしに入らなきゃいけない。背後への仕掛け、ランニングが非常に少なかった。自分たちからアクションを起こして、人を攻略しに行ったり、スペースを作りに行ったり、もっともっと必要」と具体的なポイントを挙げた。

 積極的に仕掛けるべく、後半からはFWマルシーニョを投入。左ウイングに入ると、その位置にいたFWチャナティップがインサイドハーフに移動した。「背後への仕掛けがありますので、そこをひとつ突破口にもしたいという思いと、チャナのポジションも色々やって経験を積んでもらっているところなので、数多くのポジションで生きられるように」と意図を明かした。

 特にチャナティップには、期待による要求も大きいようだ。今回はDF酒井宏樹とのマッチアップに苦戦。新戦力として輝きを放つことはできず、後半32分に途中交代となった。指揮官は課題を挙げつつ、長い目で順応を求める。

「味方を意識するあまり、距離が近いのは悪くないけど、出ていく作業や前線に絡んでいく作業が、ワイドにいようが中にいようが必要になってきている。練習を積み重ねていって、やっていくしかないところ。できることと、できないことが見えてきたところもありますし、きょうのような公式戦で覚悟を持って戦ってくる相手に何ができるか、というところで評価ができた。プラスに考えながらやっていきたい」

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