2022シーズンのJ1リーグは18日に開幕し、J1リーグ3連覇を目指す川崎フロンターレとFC東京が対戦する。これに先立って15日、オンラインで記者会見が行われ、川崎Fは日本代表DF谷口彰悟、FC東京は日本代表DF長友佑都が出席した。

　川崎Fは12日、富士フィルムスーパーカップで浦和に0-2で完敗。公式戦は黒星スタートとなったが、谷口は「ショックな敗戦ではありましたが、ポジティブに捉えている。この敗戦から学べるものは数多くあった」。“金J”の開幕戦では多摩川クラシコが実現する。

「フロンターレは今年も優勝を目指してやるので、その覚悟を見せられるゲームにできれば」と谷口が意気込めば、長友は「今年のJリーグは楽しいぞ、面白いぞと思ってくれるように戦います。見てくれた人たちがフロンターレではなく、FC東京のファンになってくれるように頑張りたい」と冗談交じりに意欲を語った。

　日本代表の2人は森保ジャパンで約1か月を共に過ごした。アジア最終予選2試合で最終ラインを形成し、いずれも勝利。長友は中国戦後に批判を浴びたが、サウジアラビア戦で躍動。批判をパワーに変え、逆境をはね返した。

「僕は代表の一か月で谷口さんに支えられて。批判、バッシングも食らいましたが、横に谷口さんがいてくれたので僕はなんとか逆境をはね返すことができた。感謝したい」。そう振り返った長友は「(谷口の)短所ですか?厳しいねぇ。すべて兼ね備えてるから…フィジカル、スピード、足元のテクニック、そして顔のかっこよさ。せこいですよね、この人は。ちょっと嫉妬しています。(弱点は)なしということで」と笑顔をはじけさせた。

「まさか感謝の気持ちを述べられるとは」と、先輩からの賛辞に照れ笑いした谷口は「メンタルがすごい。どんな状況であれ、常に自分の成長につなげていく姿勢を尊敬している。自分もこういう風になっていきたい」と長友へのリスペクトを強調。「プレーの部分も運動量豊富に、水を漏らさない作業を高いレベルでやってくれて助けられた」としたうえで、「佑都さんは上がるタイミングもいいので開幕戦は気をつけて対応したい」と警戒した。

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