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J1初昇格狙う町田、新戦力輝く琉球と開幕ドロー…青森山田出身MF宇野のJデビューはお預け

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[2.20 J2第1節 町田0-0琉球 Gスタ]

 J2リーグは20日、第1節を各地で行い、FC町田ゼルビアFC琉球と0-0で引き分けた。

 ホームの町田は昨季5位から悲願のJ1初昇格を目指すシーズン。新加入組はDF翁長聖(←大宮)のみで、そのほかは昨季の戦力をベースに挑んだ。対する琉球は先発6選手が新戦力。期限付き移籍のDF中川創(←磐田)とDF大森理生(←FC東京)がCBコンビを組み、DF福村貴幸(←東京V)はボランチでの起用。MF武沢一翔(←東京学芸大)はJ2デビューを果たし、MF大本祐槻(←新潟)、FW草野侑己(←横浜FC/期限付き移籍)も開幕先発入りを果たした。

 序盤は町田が優勢を保った。まずは前半10分、左サイドを攻め上がった翁長のクロスに対し、ファーサイドから飛び込んだMF太田修介がワンタッチシュート。これはミートせず右に外れたが、同14分にはMF平戸太貴のパスからFW中島裕希が狙い、左サイドから次々に攻撃を完結させる。

 一方の琉球も徐々にプレッシングが噛み合うようになり、前進できる機会が増える。前半25分には右サイドでのFKを福村が前線に送り込むと、フリーで飛び込んだ中川がヘディングシュート。だが、これはGK福井光輝のスーパーセーブに阻まれた。琉球はその後もセットプレーで脅威を見せ、守備では若手の両センターバックや大卒ルーキーの武沢が存在感を放った。

 そのまま0-0で迎えた後半開始時、町田のランコ・ポポヴィッチ監督は早くも選手交代。ボールがうまく収まらなかった中島に代え、FW鄭大世を投入した。その後も拮抗した展開は変わらず、同11分には長谷川を下げてMF安井拓也を起用。早々に2トップを入れ替えた。

 町田は後半14分、MF高江麗央の長い距離のFKをDF深津康太が高い打点のヘッドで落とすも相手に阻まれ、こぼれ球に反応した平戸のボレーも枠外。琉球は同16分、最終ラインに武沢が絡んだビルドアップから大森が縦パスを刺し、受けた草野がミドルレンジから狙ったが、大きく上に外れた。

 町田は後半30分、平戸のサイドチェンジが右サイドに渡り、太田のクロスが琉球ゴール前を襲うと、左に流れたボールを翁長が折り返し、平戸がワンタッチでシュート。だが、これは武沢がブロック。こぼれ球を拾った鄭のシュートも枠を外れ、決定機を逃した。

 町田は後半31分、太田に代わって松本から新加入のFW山口一真を投入。山口は左に入り、平戸が右に移った。さらに同43分、ポポヴィッチ監督は平戸と途中出場の鄭を下げてFWドゥドゥと山梨学院大所属の特別指定選手FW平河悠を投入。交代枠を使い切り、ベンチ入りしていたMF宇野禅斗(←青森山田高)のJデビューはお預けとなった。そのままスコアは動かずタイムアップ。両者ともに勝ち点1からの開幕となった。

(取材・文 竹内達也)
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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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