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古巣相手に河田篤秀2発で大宮が先行も、新潟は高木善朗とイッペイ・シノヅカのゴールで2-2のドロー決着

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古巣相手に2ゴールを決めた大宮アルディージャFW河田篤秀

[2.26 J2第2節 大宮 2-2 新潟 NACK]

 26日、J2リーグ第2節が開催された。ともに今季初勝利を狙う大宮アルディージャと、アルビレックス新潟はNACK5スタジアム大宮で対峙。ホームの大宮が河田篤秀の2ゴールで先行したものの、新潟は本間至恩の2アシストで追い付き、2-2で引き分け。両チームに勝ち点1ずつが振り分けられた。

 大宮は開幕戦からスタメン1人を変更。横浜FC戦でも途中出場で流れを変えたFW富山貴光が右ウイングに入る。また、「新潟戦というのは活躍したい試合。ゴールを獲って嬉しい要素がたくさんあるので、新潟相手には何としても獲りたいと思っています」と古巣対決に燃えるFW河田篤秀がCFの位置で今季初ゴールを狙う。一方の新潟は開幕戦から一気にスタメン4人をチェンジ。右SBに長谷川巧、中盤アンカーに島田譲、インサイドハーフに星雄次、左ウイングに本間至恩を配した。[スタメン&布陣はコチラ]

 立ち上がりから好リズムをつかんだホームチームが、先にスコアを動かす。前半7分。柴山昌也が左サイドをドリブルで仕掛けると、いったんは新潟がクリアしたものの、鋭い出足でボールを奪った小野雅史矢島慎也とのワンツーから左クロス。ニアで合わせた河田のシュートがゴールネットを揺らす。宣言通りの貴重な一撃。早くも大宮が1点のアドバンテージを得る。
 
 25分過ぎからは新潟がCBコンビの舞行龍ジェームズ千葉和彦も組み込んだ丁寧なビルドアップからボールを動かす時間が長く、チャンスを窺う展開に。ただ、36分には新潟のGK小島亨介のコントロールミスから、柴山に望外の決定機が訪れるも、シュートを打ち切れない。
 
 37分は新潟。本間が左へ流し、高木善朗がカットインから放ったシュートはゴール右へ。41分は大宮。左から三幸秀稔が蹴ったCKがこぼれ、茂木力也が打った左足シュートは枠の右へ。大宮がリードをキープしたまま、最初の45分間は終了した。

 後半のファーストチャンスは新潟。2分、右サイドでこちらも古巣対決のイッペイ・シノヅカが縦に付け、高木のクロスを谷口海斗がボレーで合わせるも、大宮の守護神・南雄太がファインセーブで凌ぎ、スタンドからも大きな拍手が起こる。

 以降も新潟の攻め込む時間が長い中で、再び新10番がストライカーとしての真価を発揮する。19分。左サイドを運んだ柴山は得意の左足で絶妙のアーリークロス。河田は飛び出したGKの鼻先に走り込み、ヘディングでボールをゴールへ送り届ける。2-0。大宮のリードは2点に広がった。

 だが、新潟も諦めない。失点から4分後の23分。左サイドで相手ボールを奪った本間が、ディフェンダーに囲まれながらも力強いドリブルで運んで、浮き球のスルーパス。これを高木はループシュートで、飛び出したGKの頭上を破る。2-1。たちまち点差は1点に。

 畳み掛けたアウェイチーム。27分。ここも一度はボールを失った流れから、左サイドの高い位置で新潟が奪い返し、途中出場の伊藤涼太郎のパスを受けた本間が丁寧なクロス。ファーで待っていたシノヅカが冷静なヘディングをゴールへ流し込む。2-2。新潟が4分間でスコアを振り出しに引き戻す。

 新潟はその後も攻め続けたが、南が2度のファインセーブを見せるなど、大宮守備陣が必死に耐え、結果は2-2のドロー。お互いに今シーズンの初白星は次節以降へ持ち越しとなった。

(取材・文 土屋雅史)
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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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