beacon

昨年末まで進路が決まらなかった藤原悠汰が鳥栖で大ブレイクを予感…2戦目でJ1初ゴール「出来ることをやり続けた結果」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[2.26 J1第2節 鳥栖 1-1 湘南 駅スタ]

 J1開幕2試合目でルーキーFW藤原悠汰がリーグ戦初ゴールを決めた。前半24分、MF堀米勇輝のクロスを右足ダイレクトで合わせ、サガン鳥栖の今季リーグ戦初ゴールを蹴り込んでみせた。

 しかしチームは後半に浴びた同点弾によって1-1のドロー。藤原自身は23日のルヴァンカップ広島戦に続くゴールとなったが、今季初勝利がまたもお預けとなったことで、「初ゴールということで嬉しさはあるけど、勝ち切れなかったので悔しさは残っています」と複雑な心情を吐露した。

 関東大学リーグ1部で3位の13得点。ゴールした試合の不敗記録を継続させるなど、勝負強さも発揮していた藤原だったが、卒業後の進路はなかなか決定しなかった。9月には愛媛に練習参加、エリートリーグ出場などを果たしたが、決めることは出来ず。その後もJクラブの練習に参加したが、内定を勝ち取ることは出来なかった。

 それでも藤原は諦めなかった。12月1日に明治大が行ったJ内定選手への合同会見に間に合わせることは出来なかったが、大学最後の大会となるインカレでしっかりアピールしようと気持ちを切り替えていた。そしてインカレでも2ゴールを決める活躍をみせると、主力選手の退団が相次いだ「めぐり合わせ」もあり、関心を強めた鳥栖への入団が決まった。

 鳥栖で同期となったDF孫大河(←立正大)、FW梶谷政仁(←国士舘大)、FW荒木駿太(←駒澤大)、MF佐藤響、MF菊地泰智(いずれも流通経済大)は、ともに関東大学リーグ戦で戦ってきた仲だが、5人は春先早々に入団内定を発表していた。

 ただそんな彼らを差し置いて、プロ初ゴールというインパクトは、藤原が一番に残してみせた。「早くに内定が決まるというのは大学4年生にとっては嬉しいことだと思うけど、自分自身は理想的な道を歩んできたわけではない」と自身の境遇を振り返った藤原。「サガン鳥栖の勝利のために自分が出来ることを日々練習からやり続けたことが、今、結果として出ているのかなと思います」としみじみと話した。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2022シーズンJリーグ特集ページ
●DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

TOP