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U-21合宿終えたパリ五輪世代が輝く…東京V山本理仁が今季初弾で決勝ゴール「コツコツと積み上げていきたい」

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パリ五輪世代のMF山本理仁が決勝ゴール

[3.13 J2第4節 群馬 0-1 東京V 正田スタ]

 U-21日本代表候補にも選出された東京ヴェルディMF山本理仁が決勝点をマーク。「ここからコツコツと積み上げていきたい」と試合後のオンライン取材で手応えを語った。

 先週7日から9日にかけて行われたU-21日本代表候補のトレーニングキャンプにも選出された。代表から帰還してから最初に迎えた試合で、今季初得点となる決勝ゴール。試合後のフラッシュインタビューでは「U-15のときからそこを目指してやってきたので、得点という形でアピールできてよかったと思っています」と語っていた。

 アンカーとして先発した山本は、ボールを支配しながら攻撃を組み立てるも、今季無失点を誇る群馬の牙城を崩すことができない。すると終盤、堀孝史監督はボールを扱う部分をMF梶川諒太に任せ、「理仁が最後の仕事をできれば」と山本を一列前に出す。

 この采配が功を奏す。後半35分、中盤のDF深澤大輝からパスを受けたMFバスケス・バイロンが、右サイドにスルーパス。山本が収めると「右足でクロスを上げようかなと思って、中を見たら自分がフリーだった」とそのままドリブルを仕掛けた。

 山本はPA右の深い位置まで入り込み、左足シュート。相手GKの股下を抜き、今季初ゴールとなる決勝弾を決め切った。得点後にはゴール裏にダッシュ。「慣れてないんで(笑)。どこ行けばいいか迷ったんですけど、サポーターと喜びを分かち合えたのは本当によかった」と試合後に心境を明かす。「ここから何試合もそういう場面を作っていきたい」と意気込んだ。

 4試合を終えて2勝2分で無敗を継続し、ベガルタ仙台と並ぶ3位タイとなった。山本は「まだ一回も負けていないので、チームの雰囲気は良い。まだ4節なので油断せずコツコツと、たとえ負けたとしてもそこから連敗しないように、一喜一憂せずにやっていきたいなと思います」と冷静さも見せる。

 早い段階での得点にも浮き足立ってはいない。昨季は開幕節でゴールを挙げるも、シーズンを終えると、その1得点に終わっていた。「ここからだなっていう気持ちもありますし、また早い段階で決められてよかったなっていう気持ちもあります。去年開幕戦で決めてストップしたので、ここからコツコツと積み上げていきたいです」。決意を新たに、さらなる活躍を誓った。

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