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つかんだ先発の座、燃えないわけがない…浦和DF犬飼が勢いもたらす移籍後初弾「素直に嬉しかった」

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アシストのMF岩尾憲(19)と喜びを分かち合う浦和レッズDF犬飼智也

[3.19 J1リーグ第5節 浦和 4-1 磐田 埼玉]

 開幕戦以来となるスタメン出場。燃えないわけがなかっただろう。そして、浦和レッズDF犬飼智也は“結果”で期待に応えてみせた。

 今季鹿島から加入すると、開幕スタメンに名を連ねた。しかし、その後はベンチスタートが続き、試合終盤の守備固めが役割の一つに。だが、再びチャンスが巡って来る。磐田戦で6試合ぶりにスターティングメンバ―に名を連ねると、いきなり大仕事をやってのけた。

 前半8分、MF岩尾憲が蹴り出したCKに対し、ニアサイドにフリーで走り込む。ヘディングで合わせたボールは鮮やかにネットを揺らし、先制点となるゴールが生まれた。

「スカウティング通り。出ている選手全員が役割を徹底できたし、狙い通りのゴールだった。久し振りのスタメンだったけど、個人としても良かったし、素直に嬉しかった」。自身にとって移籍後初ゴール。アシストの岩尾の下へとすぐさま走り寄り、歓喜を爆発させた。

 ゴールという“結果”でチームに勢いをもたらすだけでなく、ボールを持てば状況に応じた的確なプレーでリズムを生み出す。そして、本職の守備でも奮闘。コンビを組むDFアレクサンダー・ショルツとともに磐田の攻撃をはね返し、時にはクールなカバーリングで危機の目を摘み取った。

 セットプレーから1失点を喫したものの、流れからの得点を許さずに逃げ切りに成功。90分間ピッチに立ち続けて4-1の快勝に貢献したように、与えられた出場機会を生かし、十分なアピールを成功させた。

(取材・文 折戸岳彦)
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