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「狙われているのは仕方ない」…千葉18歳DF西久保駿介、試合に出続けて見えてきたもの

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[3.20 J2リーグ第5節 千葉 0-1 群馬 フクアリ]

 試合をこなすことで課題も見えてきている。ジェフユナイテッド千葉の18歳DF西久保駿介は「練習から磨いていきたい」と視線を前へと向けている。

 今季、三菱養和ユースから加入した高卒ルーキー。しかし、第2節琉球戦で早々とJデビューを飾ると、チーム内に新型コロナウイルスの陽性判定者、濃厚接触者が多数出た影響もあり、第3節からはスタメン出場を続ける。

 群馬戦でもスターティングメンバ―に名を連ねると、持ち味を発揮。178センチと決して長身とは言えないものの、空中戦で抜群の強さを示す。左CBの位置に入るDF佐々木翔悟から右ウイングバックの西久保にサイドチェンジが届けられると、相手マーカーよりも高く、そして強く空中のボールに反応。ほとんどの場面で空中戦を制し、基準点の一つとなったことは自信につながる。

「ストロングポイントである空中戦は通用すると、アピールできていると思う」

 しかし、試合出場を続けることで課題も見えてきたようだ。フリーでボールを受けた際、クロスから好機を生み出せなかったことで「クロス」を課題の一つとして挙げる。そして、この日、唯一喫した失点は自サイドを崩されたものであり、「自分のサイドの連係ミスだったと思う。狙われているのは仕方ないので、そこをどれだけはね返せるか。守備の強度も課題」と悔しさを滲ませた。

 だが、試合に出なければ見えてこない課題もある。18歳のルーキーにとって、その経験を積めていることは大きなプラスになるだろう。今後は復帰する選手も増え、レギュラー争いはさらにし烈を極める。定位置争いに勝ち、ピッチに立ち続けるためにも、「今後修正していきたい」と語った課題を克服しながら成長を遂げていきたい。

(取材・文 折戸岳彦)
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