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JFL、アメリカを経て…“初づくし”のデビュー戦に大宮DF栗本広輝「とても印象的」サポーターの後押しにも感謝

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大宮アルディージャのDF栗本広輝

 大宮アルディージャのDF栗本広輝(31)が“異例”のJリーグデビューを果たした。

 順天堂大出身の栗本は2013年に“JFLの門番”Honda FCに入団した。在籍時には4度のJFL制覇を経験し、16年、17年にはMVPに2年連続で輝く快挙。栗本は十分な実績を引っ提げて19年にアメリカに渡った。アメリカでは2部リーグ(USLチャンピオンシップ)のフレズノFC、コロラド・スプリングス・スイッチバックスFC、オクラホマ・シティ・エナジーFCでプレー。スイッチバックスではキャプテンも務めた。

 そして、22年2月に大宮に完全移籍加入。自身初のJリーグ挑戦に「たくさんの勝利の喜びを分かち合えるよう、全力を尽くします」と意気込みを語ると、開幕から6戦目でデビューを果たした。

 大宮は26日にJ2リーグ第6節でファジアーノ岡山と対戦。この試合に初先発した栗本は、センターバックで出場し、岡山の攻撃を淡々と跳ね返す。しかし、チームにアクシデントが起きる。先発出場したGK南雄太が前半で負傷交代すると、代わりに出場したGK上田智輝が後半17分にロングキックを蹴った際に軸足が芝生から上手く抜けず、右足の膝を痛め、プレー続行が不可能となってしまった。

 この窮地に霜田正浩監督がGKに指名したのは、デビュー戦となった栗本だった。上田の31番のユニフォームを身に着けピッチに戻ると、サポーターは大きな拍手で鼓舞。それに応えるかのような思い切りのあるプレーを見せた。試合終了間際に岡山に1点を許したものの、“急造GK”として勝ち点1奪取に貢献。試合後、自身のツイッター(@kkkurimoto)を通じてデビュー戦を振り返っている。

 栗本は、「初J、初スタメン、初キーパーと、とても印象的なデビュー戦になりました」と試合を振り返り、「思うような結果が出せず、本当に残念でしたが…」と悔しさを露わに。それでも「スタンドから生み出されてピッチに来る大きな後押しを頂き、めちゃくちゃ力になりました!!本当にありがとうございます」とサポーターの応援に感謝を伝え、「早く勝ちを届けられるように精進していきます!!」と意気込みを伝えた。

 このツイートには、「ナイスガッツ」「印象的すぎでしょ!!!!!!」「本当に大宮に来てくれてありがとうございます」「二刀流」「いろいろ詰まりすぎ」「勇気をもらいました!」「パンチングでボール止める姿には感動しました」「かっけえよ」といった、栗本の奮起を称えるコメントが寄せられている。


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