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磐田MF古川陽介がJ1デビューも好機活かせず「結果を出していける選手に」

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J1初出場を果たした磐田のルーキー古川陽介

[4.2 J1第6節 柏2-0磐田 三協F柏]

 高校選手権で見る者を魅了した超絶ドリブル。あの冬から3か月、静岡学園高(静岡)で10番を背負っていた18歳は、サックスブルーのユニフォームをまとってJ1のピッチを踏んだ――。

 今シーズンからジュビロ磐田に加入したMF古川陽介は、3月2日のルヴァン杯・湘南戦に後半32分から出場しプロデビュー、その後ルヴァン杯2試合での出場を経験し、敵地での柏レイソル戦でリーグ戦で初のメンバー入り。すると、2点のビハインドで迎えた後半21分、MF小川大貴と交代し、J1デビューを飾った。

 ファーストプレーでドリブルを仕掛けてCKを獲得するなどらしさを見せると、41分にはMF大森晃太郎の落としを受けて左サイドからカットインして右足でシュート。ボールに勢いがなくGKの手におさまったが、存在感を放った。大森からのパスは、左サイドから中に入ってスペースでボールを受ける動きを見せた。

「前だったら晃太郎くんにボールが入ったときに直線的に動いていたんですけど、相手の裏を1回とってフリーになってゴール前に入れたのは、プロになってから考えて成長したというのはある」

 高校選手権ではまずボールを受けてからドリブルで仕掛けるプレーが多かった印象だが、プロになってボールを受ける動きも工夫をしているという。「あそこで決めきれる選手になっていけば、もっとビッグになっていけると思う」とさらなるレベルアップを見据える。

「ルヴァンは出たんですけど、(J1は)また違う雰囲気で、観客の方も多かったですし、プレースピードとかもレベルが高かったですし、こういう舞台でもっと結果を出していける選手になっていきたい」

 背番号31のルーキーは、結果を求める。

(取材・文 奥山典幸)
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