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貴重な追加点挙げるも柏MF戸嶋祥郎は自らに課題「力不足」

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戸嶋祥郎の今季初ゴールで柏は加点

[4.2 J1第6節 柏2-0磐田 三協F柏]

 序盤からペースを握っていた柏レイソルは、前半41分にMFマテウス・サヴィオのゴールで先制。ハーフタイムをはさんでもジュビロ磐田に主導権はわたさず、後半7分には待望の追加点を挙げる。

 中盤でマテウス・サヴィオがFW細谷真大につけると、細谷はダイレクトで右サイドに大きく展開し、フリーで待っていたDF中村慶太へ。中村は広大な右サイドのスペースを深い位置まで持ち上がると、ゴール前に狙いすましたクロスを送る。ボールは磐田守備陣の頭上を超えると、ファーサイドにつめていたMF戸嶋祥郎にボールは届いた。

「いい形で右サイドにボールが流れていったので。(ボールを持っていたのは)慶太さんでしたし、いいクロス上がってくると思っていたので、まずいいところに入っていくという中で、彼(中村慶太)が一番外を選択してくれて、僕もわりとフリーだったので」

 戸嶋の右足から放たれたシュートは、磐田DFに当たりながらもゴールネットを揺らした。戸嶋にとっては昨シーズン最終節、大分戦(●2-3)以来の得点となった。

 磐田の伊藤彰監督が「2点目が一番大きかった」と指摘したように、重要なゴールを挙げても「結果が出たことしかポジティブな要素はない」と戸嶋が慢心する様子はない。「つなぎのところだったり、もっと決定機をつくるようなプレーが出せないといけない。そこは課題に感じていますし力不足」とレベルアップを自らに課す。

 試合後の取材で、筑波大学で2学年後輩だったMF三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サンジロワーズ)に話が及ぶと、「日の丸をつけて活躍しているのは、自分の力になるので。いずれ僕もそういう立場になれたら」と代表を目標に定めていた。

(取材・文 奥山典幸)
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