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J凱旋試合が古巣味スタ…ロシアから帰還のMF橋本拳人「いろんな感情がこみ上げてきた」

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ヴィッセル神戸MF橋本拳人

[4.6 J1第7節 FC東京 3-1 神戸 味スタ]

 ロシア・ロストフからヴィッセル神戸に加入したMF橋本拳人が6日、J1第7節のFC東京戦に出場し、627日ぶりのJリーグ出場を果たした。復帰戦の舞台は奇しくも、最後に出場したのと同じ味の素スタジアム。生まれ育った相手クラブのサポーターからは拍手で迎えられつつ、約35分間にわたってプレーした。

 橋本はロシアのウクライナ侵攻に伴う国外移籍の特例措置により、3月27日に神戸加入が発表。この日がJリーグ初出場となった。舞台は627日前にはFC東京の選手として壮行セレモニーを行い、「青赤魂を持って世界で戦ってきます」と宣言した味の素スタジアム。ホームのサポーターにとっては思わぬ再会となったが、後半13分の投入時は拍手で迎え入れられた。

 試合後、オンライン会見に出席した橋本は「やっぱり味スタに着いた時、ピッチに入った時はいろんな感情がこみ上げてきた。このクラブで育ったことは間違いないし、不思議な気持ちだった」と吐露。もっとも、出場時は1-2のビハインドだったこともあり、まずは自身のプレーに集中していたようだ。

 ところがチームはさらに1点を追加され、1-3で敗戦。橋本は「難しい状況での投入となったが、結果が出なかったことが非常に残念で、貢献できなかった悔しさが一番ある」と唇を噛んだ。

 試合後、FC東京のサポーターからは「無事でよかった!頑張れ拳人!」の横断幕が出され、橋本はその前に立って一礼した。「いまはヴィッセルの選手なので、神戸のためにこれから頑張っていきたい」。プロサッカー選手として生まれ育った地での凱旋試合を経て、まずは日本で自身のプレーを取り戻していく。

(取材・文 竹内達也)
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