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FC東京OB石川直宏氏、“弟分”へ「もっとデカくなって帰ってこい!」

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「無事でよかった!頑張れ拳人!」

 元FC東京で現在は同クラブのクラブコミュニケーターを務める石川直宏氏が、ヴィッセル神戸に加入したMF橋本拳人に言葉を送っている。

 FC東京育成組織出身の橋本は、2012年にトップチームへ昇格。熊本での武者修行を経て、15年に復帰すると、その後レギュラーに定着した。すると、18年より、クラブレジェンドの石川氏が付けていた『18番』を継承。クラブの顔としてチームをけん引してきた。

 そして、橋本は20年夏に自身初の海外挑戦のため、ロシアのロストフに完全移籍。加入初年度で19試合6得点1アシストをマークすると、今季も10試合で2ゴールを挙げる活躍を見せていた。しかし、今年2月よりロシアがウクライナへ軍事侵攻を始めると、国際サッカー連盟(FIFA)は世界情勢を鑑みてロシアクラブに所属する外国籍選手の“国外脱出”を可能にする特例措置を講じた。

 橋本はこの特例措置を受けて、先月27日に神戸に加入。だが、橋本の帰還を待っていたFC東京サポーターからは、不満、悲痛の声が多く集まった。そうして迎えたFC東京対神戸戦(3-1)。Jリーグ復帰後即メンバー入りを果たした橋本は、後半途中に出場すると、久しぶりの味の素スタジアムで約35分間プレーした。

 試合が終わり、スタンドのFC東京サポーターに挨拶に行くと、「無事でよかった!頑張れ拳人!」の横断幕。拍手で迎えられると、橋本は目を潤めて一礼した。この光景を目の当たりにした石川氏は、自身のツイッター(@sgss18)を更新。弟分に愛のあるメッセージを送っている。

「この言葉がすべて。涙するのはまだ早い。と思っていたけど、俺もあの場であの言葉を、あのサポーターの姿勢を見たら、涙していたと思う。拳人の姿を、皆が見ていた。サポーターも、後輩たちも、選手・スタッフも。様々な想いはある。でも、この言葉がすべて。もっとデカくなって帰ってこい!」

 石川氏は橋本の成長を楽しみにしているようだ。


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