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鳥栖指揮官が期待寄せるDF田代雅也がセットプレーからJ1初ゴール!

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鳥栖守備陣で存在感を放っていたDF田代雅也

[4.29 J1第10節 柏1-4鳥栖 三協F柏]

 前半27分にスローインから先手を奪ったサガン鳥栖に、待望の追加点が生まれたのは前半45分だった。

 柏レイソル陣内の深い位置でFW岩崎悠人がFKを獲得、FW小野裕二の右足から放たれた鋭いボールは、DFとGKの間を抜けてファーサイドまで流れる。「裕二くんがDFラインとGKの位置を見て、最高のボールを入れてくれたので、枠に入れるだけでした」。DF田代雅也は右足で押し込み、貴重な追加点をもたらした。

 3月26日に同じく行われたルヴァン杯での同カードでも、FKからゴールを奪っていた田代。再び三協フロンテア柏スタジアムでゴールを挙げると、これがうれしいJ1での初ゴールとなった。

 法政大学から岐阜に入団しプロデビューを飾った田代は、岐阜で2シーズン、栃木での3シーズンを経て、昨季に鳥栖へと加入した。昨季はリーグ15試合に出場したが、先発はわずか3試合にとどまった。川井健太新監督の元でプレーする今シーズンは、第4節から7試合連続でフル出場をはたしている。

 川井監督は「セットプレーという括りでいうと、彼の役割は(相手の攻撃を)はねかえすこと。ただ、攻撃のところでいえば(点を)とれるようになれれば、もっとすばらしい選手になれると思う。そういう意味では、セットプレーで攻守ともに彼の役割は大きい」と28歳のDFに期待を寄せる。

 3試合ぶりの白星となったが、田代は「0で終わることが大事」と柏のFW細谷真大に献上した1ゴールを悔やむ。「今日の1失点は僕のミスからはじまってしまったので、そこはすごく反省しないといけない。あの1点で流れが変わったので、隙を見せないように成長していきたい」とレベルアップを誓っていた。

(取材・文 奥山典幸)
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