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勝てない湘南、セットプレー2失点含む大量4失点…山口智監督は肩落とす「良くないところが出てしまった」

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湘南は4失点完敗

[5.3 J1第11節 湘南 1-4 清水 レモンS]

 湘南ベルマーレ清水エスパルスとの下位対決で大量失点の完敗。山口智監督は試合後の会見で「良くないところが出てしまった」と肩を落とした。

 17位の湘南はホームで16位の清水と対戦した。ともに1勝のみ同士。序盤は湘南もチャンスを作るが、前半32分に先制を許すと、6分間で3連続失点。後半に流れを取り戻し、後半5分には1点を返すが、勢いはそこまで。セットプレーから4失点目を喫すると、1-4で屈した。

 心機一転を図り、前節から先発は7人変更した。しかし、それは奏功せず。「メンバーもシステムも変えて入った中で、立ち上がりは良い部分もありました。けど、1失点目の仕方だったり、立て続けの失点の中で、気分が落ちてしまった。前半を0-3で折り返してしまって、1点返したところは評価できるが、CKの守り、失点の仕方のところにも原因はある。よくないところが出てしまったゲームとなった」。心が折れる大量失点での敗戦となった。

 GKには前々節に唯一出場した試合で初白星をもたらした富居大樹を起用した。「富居の調子もよかった。チームの状態が良くない中で、何か変化を起こさないといけないというところで、刺激を与えたいのがひとつ、狙いでした」。好セーブでピンチを防いだ場面もあったが、チームの勢いを取り戻すことにはならなかった。

 2失点目と4失点目はCKの混戦から押し込まれた。指揮官は失点シーンを分析する。

「切り替えがうまくいってないところは感じていました。人任せになっているのかなとも思いましたし、ボールに対して、執着心が薄くなってしまっている。マンマークのところで自分のマークだけ、人を押さえておけばいいということに頭がいきすぎて、来るボールを蹴る瞬間に見てない場面も多々ある。そこは本当に簡単なことではない。習慣もありますし、本質はそっちだと思う。そういうのを練習から意識させながらやっているところではあります。ただし、今日の守り方でいうと、一人もつけていなかった」

 湘南は1勝7敗3分で自動降格圏内の17位は変わらず。J1参入プレーオフに進む16位のG大阪との勝ち点差は「4」となっている。中3日を挟み、7日にはアビスパ福岡と対戦する。

(取材・文 石川祐介)
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