beacon

中2日の上位対決は7位東京Vが制す! 一時同点も佐藤凌&バスケス弾で2位仙台を撃破、6戦ぶり白星に

このエントリーをはてなブックマークに追加

FW佐藤凌我は今季6点目 ※写真は過去のもの

[5.4 J2第14節 東京V 3-1 仙台 味スタ]

 J2リーグは4日に第14節を行った。東京ヴェルディベガルタ仙台の対戦は、東京Vが3-1で勝利。5試合未勝利を打ち止め、1か月ぶりの白星を手にした。

 開幕8試合無敗から5試合未勝利(4敗1分)と急ストップがかかった7位・東京V。前節から3人を変え、4-1-2-3の布陣。GKは高木和徹、4バックは左からDF加藤蓮、DF谷口栄斗、DF馬場晴也、DF深澤大輝が並ぶ。アンカーにMF加藤弘堅が入り、インサイドハーフはMF梶川諒太とMF森田晃樹。前線3枚は左からFW杉本竜士、FW佐藤凌我、FW新井瑞希となった。前節に脳しんとうで途中交代していたMF山本理仁はメンバー外。また、新型コロナウイルス検査の陽性判定で隔離されていた堀孝史監督が復帰している。

 一方、仙台は上り調子の今季初3連勝で2位浮上。連勝を伸ばすべく、前節から6人を変更し、4-4-2の布陣を敷く。GKは小畑裕馬、4バックは左からDF内田裕斗、DFキム・テヒョン、DF平岡康裕、DF加藤千尋を起用する。ボランチ2枚はMF吉野恭平とMFフォギーニョ。左サイドはMF氣田亮真、右サイドはMF名倉巧を置く。2トップはFWフェリペ・カルドーゾとFW皆川佑介が入った。

 中2日で行われた一戦は、開始早々にスコアが動く。東京Vは前半3分、杉本が左サイドを巧みなタッチで突破。深い位置からクロスを上げると、PA中央の森田が叩きつけるようなヘディングシュート。今季2点目となる先制ゴールを挙げた。

 しかし、仙台も冷静に同点に追いついてみせる。前半23分、F・カルドーゾが右サイドをドリブルで抜け出し、PA右の深い位置から折り返す。皆川のシュートはクロスバーに当たるが、こぼれたところを名倉が左足シュートで決め切り、1-1と同点にした。

 互いに好機を作りながらも、前半は1-1で折り返す。東京Vはハーフタイムに交代カードを1枚切る。杉本を下げ、MFバスケス・バイロンが入った。前線3枚は左から新井、佐藤凌、バスケスと並んだ。

 仙台は後半序盤から攻勢を強め、F・カルドーゾが東京Vのゴールに迫る。また、フォギーニョは距離のあるミドルでゴールを脅かした。後半9分には内田を下げ、FW中島元彦が出場。直後の右CKでは、中島のキックからボールがファーサイドに渡ると、皆川がヘディングシュート。しかし、あとわずかのところで相手守備陣にクリアされた。

 東京Vは左サイドに移動した新井が得意の個人技で何度も突破を図る。すると、後半17分にその動きが結実。左サイドの加藤蓮のマイナスのパスから新井がPA左に入り込むと、鋭い折り返しにニアサイドの佐藤凌が合わせ、今季6点目となる勝ち越しゴールになった。

 再び追いかける仙台は後半18分に2枚替え。加藤とF・カルドーゾに代えて、DF真瀬拓海とFW富樫敬真が入った。

 互いに交代カードを使い、一進一退の攻防へ。後半40分には東京Vがダメを押す。左サイドの新井からのクロスはファーサイドのバスケスが収める。冷静に左足を振り抜き、2試合連続ゴールとなる今季2点目で3-1と点差を広げた。

 その後スコアは動かずに試合終了。東京Vが6試合ぶりの勝利を手にし、仙台は連勝が3でストップした。

(取材・文 石川祐介)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2022シーズンJリーグ特集ページ
●DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

TOP