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90+4分の劇的決勝弾! 熊本MF伊東俊「近かったんで行っちゃいました」ド派手にガッツポーズ

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劇的決勝弾のMF伊東俊

[5.4 J2第14節 横浜FC 0-1 熊本 ニッパツ]

 首位の横浜FCを破るロアッソ熊本の劇的な決勝点は、後半アディショナルタイム4分に決まった。

 MF河原創のボール奪取を起点に始まったカウンター。FW杉山直宏がドリブルで駆け上がると、河原は相手のファウルを受けながらも足を止めず、杉山からのボールを預かって縦パスを送った。すると、右ウイングバックからエリア内まで入っていたMF藤田一途がワンタッチでフリック。最後は前節の岩手戦(○2-1)でも決勝点を決めていたMF伊東俊がゴール前に飛び込んだ。

「GKの位置は見えていて、ふかさないこと、枠を外さないことを意識して思い切り振った。あまりいいシュートではなかったけど(笑)」(伊東)。右足ダイレクトで放ったシュートはGKの脇下を射抜いてゴール右隅へ。2試合連続で勝負を決定づけた背番号10は勢いそのまま、スタンドに向かってド派手なガッツポーズを見せた。

「気持ちよかったっす。普段はあまりサポーターに向かってしていないですけど、近かったんで行っちゃいました」。今季無敗の首位を破る劇的な一撃を突き刺した34歳の振る舞いに、ニッパツ三ツ沢球技場に集まったアウェーサポーターの喜びも爆発。伊東は「負けてないチーム相手に黒星をつけてやろうということでやっていたので嬉しい」と笑顔を見せた。

 中2日のアウェー連戦でJ2昇格後初の連勝を果たし、チームは5勝5分4敗の白星先行で11位に浮上。24歳キャプテンの河原を中心とした若いチームが昇格1年目に大健闘を見せている。伊東は「自分は途中から入ってきてきつかったけど、最初から中2日で2試合連続でフルで出ている選手もいる。自分よりも走っていて、あの時間帯もナオが一人で持っていってくれた」と若手選手に感謝。その働きに「みんな2試合連チャンでも戦える体力を持っているので頼もしい」と目を細めていた。

(取材・文 竹内達也)
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