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千葉は終了直前にドラマ! 高橋壱晟のゴールで3戦ぶり白星! 岡山は3連勝がストップ

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千葉が3試合ぶりに勝利

[5.8 J2第15節 千葉 1-0 岡山 フクアリ]

 J2リーグは8日に第15節を行った。ジェフユナイテッド千葉ファジアーノ岡山の対戦は、千葉が1-0で勝利。試合終了間際にMF高橋壱晟がゴールを挙げた。

 千葉は今季2度目の連敗で順位は17位に。2試合ともに無得点に終わっていた。前節から先発4人を変更。3-4-2-1の布陣を敷き、GKは新井章太、3バックは左からDF佐々木翔悟、DFチャン・ミンギュ、DF鈴木大輔が並ぶ。ボランチ2枚はMF小林祐介とMF熊谷アンドリュー。左WBはMF末吉塁、右WBはMF米倉恒貴で、2列目はMF高木俊幸とMF見木友哉が入った。1トップにはFWチアゴ・デ・レオンソが入る。

 3連勝中の岡山は順位も4位と好調。先発メンバーは前節から5人を変える。4-2-3-1の布陣。GKは金山隼樹で、4バックは左からDF成瀬竣平、DFヨルディ・バイス、DF柳育崇、DF河野諒祐を並べる。ボランチはルーキーコンビのMF佐野航大とMF本山遥。2列目は左からMFチアゴ・アウベス、MFステファン・ムーク、大卒ルーキーMF田中雄大が入る。1トップはFWミッチェル・デュークを起用した。[両スタメン&布陣]

 試合前には、今月1日に亡くなられた元日本代表監督、元千葉指揮官イビチャ・オシム氏の追悼セレモニーを実施。佐藤勇人クラブユナイテッドオフィサー(CUO)や元通訳の間瀬秀一氏、羽生直剛氏ら親交のあったクラブOBが集まった。

 序盤は岡山が攻守に安定感を保つも、相手ゴールを脅かしていくのは千葉。前半22分、千葉は高木が右CKを蹴り、ファーサイドに流れたボールを末吉が収める。カットインから右足シュートを放ち、GK金山のはじいた球を味方が狙うが、蹴り込むことはできない。

 さらに、千葉の攻撃が続く。前半34分、左サイドからのクロスはGK金山に阻まれるが、バウンドさせたボールを米倉がボレーで狙う。しかし、再び金山にセーブされた。直後のCKではT・デ・レオンソがヘディングシュート。しかし、またしても金山に阻まれた。

 岡山は前半42分に決定機。中盤から長距離のFKを蹴り上げると、PAライン上のM・デュークがヘディングでゴール前につなぐ。T・アウベスが左足ボレーで合わせるが、GK新井の好セーブに遭った。

 千葉は単発の攻撃でチャンスを作るが、相手の堅守を破れず。一方、岡山は外国人選手の迫力はあるものの、シュートまで持ち込む機会は少なく、前半は両者スコアレスで折り返した。岡山はハーフタイムに佐野を下げ、MF喜山康平を投入する。

 最初の決定機は千葉。後半5分、GK新井のフィードから高木が前線に運び、右横にパスを出す。米倉が右足で強烈なシュートを放つが、GK金山の好反応に阻まれる。攻勢を強めたい岡山は後半13分、T・アウベスを下げてMF木村太哉を出場させた。

 その後も両者は交代カードを駆使し、相手ゴールを脅かす回数は増えるものの、ゴールに結びつけることはできない。

 しかし、終了間際に試合が動く。千葉は右サイドから攻め立て、高木がPA右の深い位置から折り返す。途中出場の高橋が右足を振り抜き、先制ゴールを挙げた。

 高橋のゴール直後に試合終了。千葉は3試合ぶりの得点で、3試合ぶりの勝利。岡山は連勝が3でストップした。

(取材・文 石川祐介)
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