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驚異の逆足ブレ球ミドル炸裂!! キャリアハイ3点目も札幌MF菅大輝「でも結果につながっていないので」

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北海道コンサドーレ札幌DF菅大輝

[5.14 J1第13節 鹿島 4-1 札幌 カシマ]

 圧巻の無回転ミドルシュートを突き刺した北海道コンサドーレ札幌MF菅大輝だったが、試合後の表情は浮かなかった。「結構甘く寄せてきたので、冷静に打つことができた。でもそれが結果につながっていないので」。開幕13試合で早くも自身キャリアハイの3ゴール目となったが、あくまでもチームの結果にフォーカスしていた。

 鹿島アントラーズが誇るFW上田綺世、FW鈴木優磨の2トップに苦しみ、前半のうちに3失点を喫したこの日の札幌。「攻撃でうまくボールを進められていなかった。鹿島は奪ってからショートカウンターが鋭いチームだと分析のところでも言われていた中で、ああいった感じになってしまった」。左ウイングバックを担っていた菅をはじめ、選手たちは前半の攻撃面に課題を見出していた。

 後半は3-5-2にシステムを変更し、守備ブロックを敷いて対応したことで、攻守のバランスが改善。0-4で迎えた後半24分には、菅が鋭いカットインから利き足ではない右足を振り抜き、無回転のブレ球ミドルシュートをゴール右隅に突き刺した。「シュートを打たないと点は入らない。空いた時は積極的にというのを今季意識しながら取り組んできた」。今季の意識改革も実った一撃。だが、このスーパーゴールが報われることはなかった。

 チームはその後も多くのチャンスをつくったが、決定的なシュートが枠を外れたり、鹿島の粘り強い守備ブロックに阻まれたりと、ゴールを重ねることができず。「1点しか取れなかったので結果につながらなかった。次からは勝利につながるようなゴールを決められるように頑張りたい」。さらなる量産を誓った菅は「このまま順調に点を取り続けて、チームの勝利だったり、上位に食い込むという目標を達成できれば」と上位浮上に向けての決意を示した。

(取材・文 竹内達也)
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