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“帰ってきた男”徳島FW一美和成、今季初出場で古巣・横浜FCに一矢報いる初弾「最後に取れたことに意味はある」

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FW一美和成が復帰戦で今季初ゴール

[5.15 J2第16節 横浜FC 2-1 徳島 ニッパツ]

 今季初のベンチ入りを果たしたFW一美和成が今季初出場。対戦相手は2シーズン前に所属していた横浜FC。ピッチに、そして古巣に“帰ってきた男”は途中出場から今季初ゴールで復活をアピールした。

 故障に苦しみ、ベンチ入りすら果たせない中で「すごく悔しい思いもあった」と振り返る一美。今節ようやくベンチに入ると、後半24分に途中投入で今季初出場となる。残された時間は少ない。だが、相手が古巣の横浜FCということがその心を大きく燃やした。

「復帰戦で横浜FCという古巣相手。自分の中で気持ちも入っていましたし、絶対に1点を取ってやるという気持ちでした」

 そして、その場面はやってくる。後半アディショナルタイム3分過ぎ、一美はPA左に走っていくと、MF児玉駿斗から鋭いパス。「右足で持てたので、中にカットインして、股というイメージがあった」。またぎのフェイントを入れつつ、右足シュート。相手選手に当たったボールはその軌道を変え、ゴールに吸い込まれた。

 0-2で迎えた終了間際の1点。点差を縮めても、その結果が変わらないことは濃厚だった。しかし一美は「最後の最後に1点を取れたというのは意味がある」と強調する。歯が立たなかったわけではない。点の取り合いの末の敗戦。「チームとして諦めないということは見せられた。今後もそういう試合も増えていく。そこで勝ち切るというところをチーム全員で目指していきたい」。勝利のゴールとはならなかったが、自身の姿勢を知らしめる意味のあるゴールとなった。

(取材・文 石川祐介)
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