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21年度Jクラブ経営情報公表!「コロナ前の規模に戻りつつある」赤字34→20クラブ、債務超過は10クラブ

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 Jリーグは26日、2021年度クラブ経営情報開示の先行発表を行った。3月決算の3クラブ(柏レイソル、湘南ベルマーレ、ジュビロ磐田)を除く54クラブの決算が開示がされた。

 営業収益は54クラブ合計で前年比115%の1,147億円となり、2019年度比93%で「コロナ前の規模に戻りつつある」とJリーグ。一方、そのうち入場料収入は19年度比53%にとどまっており、回復の遅れが目立った。また営業費用は54クラブ合計で前年比105%の1,204億円。2019年度比97%で、コロナ前の規模に戻ってきている。

 単年度赤字のクラブは昨年度から14クラブ減り、20クラブ。北海道コンサドーレ札幌ベガルタ仙台FC東京横浜FC名古屋グランパスセレッソ大阪アビスパ福岡サガン鳥栖大分トリニータ水戸ホーリーホックザスパクサツ群馬東京ヴェルディレノファ山口FCFC琉球福島ユナイテッドFCアスルクラロ沼津FC岐阜ガイナーレ鳥取カマタマーレ讃岐ロアッソ熊本が該当した。

 また債務超過は仙台、名古屋、C大阪、福岡、鳥栖、東京V、山口、福島、沼津、鳥取の10クラブ。昨年度と同じ数だが、新たに名古屋、福島、沼津が加わり、ブラウブリッツ秋田Y.S.C.C.横浜AC長野パルセイロは債務超過を脱した。

■債務超過
ベガルタ仙台(▲2億6500万円)
名古屋グランパス(▲2億9600万円)
セレッソ大阪(▲12億400万円)
アビスパ福岡(▲3億5500万円)
サガン鳥栖(▲4億6400万円)
東京ヴェルディ(▲5億400万円)
レノファ山口FC(▲2億900万円)
福島ユナイテッドFC(▲1300万円)
アスルクラロ沼津(▲1000万円)
ガイナーレ鳥取(▲2億4100万円)

 なお、Jリーグはクラブライセンスの交付について、21年度末までは債務超過と3期連続赤字を判定対象としないとする特例措置を設けており、今回の決算は対象外。22年度より「債務超過額が増加してはならない」「新たに債務超過に陥ってはいけない」という条件付きの猶予期間に入り、3期連続赤字のカウントがスタート。24年度から特例措置が廃止される。

■20年度純利益
札幌(▲1900万円)
仙台(▲1億4000万円)
鹿島(800万円)
浦和(200万円)
柏(3月決算)
FC東京(▲4億8500万円)
川崎F(4億4600万円)
横浜FM(400万円)
横浜FC(▲6800万円)
湘南(3月決算)
清水(1200万円)
名古屋(▲3億3900万円)
G大阪(8200万円)
C大阪(▲4億1500万円)
神戸(4700万円)
広島(1900万円)
徳島(2900万円)
福岡(5億500万円)
鳥栖(2億2100万円)
大分(▲500万円)
J1合計:▲15億4800万円

秋田(3500万円)
山形(1900万円)
水戸(▲4900万円)
栃木(1900万円)
群馬(▲2700万円)
大宮(0)
千葉(100万円)
東京V(▲1億500万円)
町田(300万円)
相模原(7000万円)
甲府(6700万円)
松本(8000万円)
新潟(2億7200万円)
金沢(200万円)
磐田(3月決算)
京都(1億500万円)
岡山(1800万円)
山口(▲1億2100万円)
愛媛(2500万円)
北九州(2700万円)
長崎(1200万円)
琉球(▲1億2800万円)
J2合計:3億2500万円

八戸(400万円)
岩手(1000万円)
福島(▲4300万円)
YS横浜(4500万円)
長野(1900万円)
富山(600万円)
藤枝(200万円)
沼津(▲4000万円)
岐阜(▲1億3000万円)
鳥取(▲8200万円)
讃岐(▲3900万円)
今治(200万円)
熊本(▲3700万円)
宮崎(200万円)
鹿児島(200万円)
J3合計:▲2億7900万円

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