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大宮就任の相馬新監督は初陣ドローも「覚悟として変わっていくことは見せられた」

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相馬直樹新監督 ※写真は2021年のもの

[5.28 J2第19節 東京V 1-1 大宮 味スタ]

 大宮アルディージャ相馬直樹新監督の初陣を勝利で飾れず。しかし、指揮官は試合後「覚悟として変わっていくことは見せられた」と振り返った。

 大宮は26日に霜田正浩監督を解任。昨年6月からチームを率いて最終節で残留を勝ち取ったものの、前節終了時点で降格圏内21位と3ポイント差の20位に沈んでいた。

 相馬監督は就任から2日で迎えた東京V戦。「突然の形で監督就任して、中2日の非常に短い時間で戦うことになった」と語りつつも、勝利を目指したことを明かす。選手たちには「アウェーの地でたくさんのサポーターが来て、期待していただいている。今までと同じじゃなく、変わっていくところを見せよう」と伝えたという。

 短い時間で整えたのは守備面。「選手たちは必死に食らいついて、一個のボールを奪おうと、ゴールをしっかり守ろうという意志は見せた。失点はしたが、崩されてはいなかった」と手応えを口にした。

 初陣を勝利にすることができなかったことには悔しさも。「後半、少し自分たちの時間が長く、チャンスを作れていた。ひっくり返さないと今までと同じ。覚悟として変わっていくことは見せられたが、結果にはもう一段、準備が足りなかった」と試合を総括した。

 先発にはDF山田将之やFW奥抜侃志がメンバー入りした。その意図にチームの変革の意志を垣間見せる。前節に先発から外れていた山田と奥抜は、特に「初日に見せてくれたものがあった」という。「監督が変わるということは、ガラガラポンでもある」とメンバー起用にも変化を加えていくことを強調。奥抜は起用に応える同点ゴールを挙げてみせた。「変わる、結果を変えていくためにも、エネルギーのある選手を使いました」。初陣で采配の妙を見せつけた。

(取材・文 石川祐介)
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