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ブラジル人10番が圧巻の個人技で今季5点目…サヴィオが決めれば柏は全勝

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2019年夏に柏へ加入したMFマテウス・サヴィオ

[5.29 J1第16節 柏3-1清水 三協F柏]

「序盤から終盤までゲームを支配できていた」とネルシーニョ監督が試合後の会見で評価したように、立ち上がりからペースをつかんだ柏レイソル。先制点は、前半13分に生まれた。

 最終ラインでボールを回していた柏は、3バック中央のDF上島拓巳が左WBのDF三丸拡に浮き球のボールを送ると、ダイレクトで左サイドに流れていたFW小屋松知哉へ。小屋松、三丸、MF戸嶋祥郎へとわたり、戸嶋は中央のMFマテウス・サヴィオにつける。マテウス・サヴィオは反転して前を向くと、シュートブロックに入っていたMF西澤健太を切り返しではがす。

「なかなかスペースが見つからない状態の中で、早い判断でボールを左足のほうにもっていった」とマテウス・サヴィオは、試合後の会見で回想。中央の密集したエリアのほうにドリブルをしてシュートコースをつくると、逆足の左足を振り抜いた。ペナルティエリア外からのシュートに、日本代表GK権田修一も反応したが、ボールはゴール左隅に吸い込まれた。

 これで今シーズン5ゴール目(16試合出場)。昨シーズンの2ゴール(20試合)を大きく上回る活躍を見せている。特筆すべきは、第1節・湘南戦にはじまり、第4節・福岡戦、第6節・磐田戦、第15節・札幌戦、そしてこの日の第16節・清水戦と、マテウス・サヴィオがゴールを挙げた試合は、すべて勝利につながっていること。ルヴァン杯GL第5節・札幌戦も含めれば、公式戦で6戦6勝となっている。ライバルたちが警戒を強める中、柏の新10番は輝きを強めている。

(取材・文 奥山典幸)
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