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「狙える」…背後をとった清水DF片山瑛一が追撃のゴール

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今季初ゴールを挙げた清水DF片山瑛一

[5.29 J1第16節 柏3-1清水 三協F柏]

 3点を追いかける清水エスパルスの反撃への一発は、0-3とされた直後に投入されたDF片山瑛一の右足から生まれた。

 後半19分、左CBのDF鈴木義宜が柏レイソルの最終ラインの背後に向けて、斜めに長いボールを入れる。片山にはDF三丸拡がついていたが、胸トラップで三丸より前に入ると、競り合いながらもゴールエリア付近まで進入し、右足を一閃。ニア上を豪快に抜いた。

「スカウティングだったり、外から見ている中でも、(柏のDFの背後を)狙えるかなと思う部分はあった。出し手が出せるタイミングだったと思うので、あとは気持ちで決めただけ」

 狙い通りの反撃弾ーー。背番号7は、2021年8月9日の第23節・横浜FM戦(△2-2)以来となるゴールを喜んだ。

 得点シーンだけでなく、最終ラインを高く設定する柏の背後へ、清水の最終ラインからロングボールを入れてチャンスを創出。後半27分に片山からFWオ・セフンへ、同35分にはDF立田悠悟からMF後藤優介へと一発で決定機をつくりだしたが、2点目以降を決めきることはできなかった。

 チームはこれでリーグ3連敗となり、白星は5試合遠ざかっている(1分4敗)。リーグはこれから約3週間の中断に入る。平岡宏章監督は「しっかり休息をとるのと、もう一度連携のところ、守備も攻撃も連戦で練習が思うようにできなかったので、しっかりとオーガナイズしていきたい。代表選手がいてなかなかすり合わせることができないんですけど、いる選手たちでうまくすり合わせていきたい」と、6月18日の福岡戦へ向けて、照準を合わせた。

(取材・文 奥山典幸)
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