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逆転勝利の柏が今季初の3連勝! 神戸は先制するも勝ち点奪えず…

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3試合で12得点とゴールを量産している柏

[6.18 J1第17節 柏3-1神戸 三協F柏]

 18日に開催されたJ1第17節、三協フロンテア柏スタジアムでは柏レイソルヴィッセル神戸が対戦した。試合は、MF橋本拳人の得点で神戸が先制するも、MF椎橋慧也とMFマテウス・サヴィオのゴールで柏が前半のうちに逆転。後半にはFW武藤雄樹が加点し、3-1で柏が勝利した。

 ホームの4位・柏は、U23アジア杯に参戦中のFW細谷真大とGK佐々木雅士が欠場。FW森海渡が5試合ぶりに先発し、GK松本健太がJ1デビューを飾った。対する18位の神戸は、大勝を飾った前節・札幌戦(○4-1)のスタメンから1選手を変更。FW小田裕太郎に代わって、MF郷家友太が先発に入った。[スタメン&布陣はコチラ]

 3バックを敷いてきた神戸は、ボール保持時には両WBのDF酒井高徳とDF山川哲史が高い位置をとって、ショートパスを主体に攻撃を組み立てていく。17分には相手ゴール前のこぼれ球を、MF山口蛍がミドルレンジから右足で狙うも、枠をとらえることはできなかった。

 28分、神戸は中盤で酒井がFW武藤嘉紀に預けると、武藤嘉からパスを受けたFWアンドレス・イニエスタがダイレクトでスルーパスを送る。かけあがっていた酒井へ通ると、酒井はタメをつくって橋本へ。橋本がGKとの1対1を制して、2試合連続で先制点を奪った。

 一方の柏は前にボールを運ぶことができない展開が続く。それでも、38分、DF大南拓磨の縦パスが森におさまると、左サイドへと開く。フリーで受けたDF三丸拡はファーサイドへクロスを送ると、FW小屋松知哉がコントロールしてペナルティエリア外の椎橋へ落とす。背番号6のミドルシュートがゴール右隅に吸い込まれ、柏が試合を降り出しに戻した。

 流れをつかんだ柏は、攻勢をかけていく。すると41分、MF戸嶋祥郎がDF菊池流帆のファールを受けて、ペナルティエリア外でのFKが示される。しかし、佐藤隆治主審がVARチェックの結果、判定はPKに。これをマテウス・サヴィオが成功させて、柏が前半のうちに逆転に成功した。

 逆転を許した神戸ロティーナ監督は、ハーフタイムにCBの菊池に代えてMF汰木康也を投入。4-2-3-1へと布陣を変更した。

 後半9分には神戸に決定機。敵陣で山口、イニエスタ、山口とつながり、最後は武藤嘉がGKと1対1を創出したが、GK松本が好セーブで得点を許さなかった。

 ネルシーニョ監督が最初の交代枠を使ったのは、18分、森とDF大南拓磨に代えて、武藤雄とDF川口尚紀をピッチに送り込んだ。すると直後に、武藤雄の落としから川口のクロスが神戸DFに当たってCKを獲得する。三丸の左CKは、神戸DFにはね返されたが、こぼれ球を胸で処理した武藤雄が左足を一閃。右のゴールポストに当たったシュートは、そのままゴールに吸い込まれ、柏がリードを2点に広げた。

 2点差とされた神戸は、FW大迫勇也、FWボージャン・クルキッチ、DF初瀬亮をピッチに送り込む。すると31分、初瀬の縦パスから汰木の折り返しを大迫が落として、武藤嘉がゴールネットを揺らしたが、VARチェックの結果、汰木が折り返す前にボールがゴールラインを割っていたため、ノーゴールとなった。

 終盤は神戸が攻めて柏が守る時間が続く。初瀬のクロスから大迫がヘディングを狙ったが、GK松本が弾いてゴールを奪うことはできず。柏も戸嶋が決定機をものにできず、試合はそのままタイムアップ。逆転勝利を飾った柏は、今季初の3連勝で勝ち点を30に。神戸は今季初の連勝を飾ることはできなかった。

(取材・文 奥山典幸)
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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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