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レオ・セアラが衝撃の2G2A!! 首位譲らぬ横浜FM、柏との上位対決で4-0圧勝

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FWレオ・セアラが追加点のゴール

[6.25 J1第18節 横浜FM 4-0 柏 日産ス]

 J1リーグは25日、第18節を各地で行い、横浜F・マリノス柏レイソルとの上位対決を4-0で制した。今季ここまで2ゴールだったFWレオ・セアラが衝撃の2ゴール2アシスト。背番号9の全得点に絡む大活躍により、後半戦を首位でスタートした。

 勝ち点43で首位の横浜FMと、勝ち点40で4位の柏との上位対決。ともに天皇杯から中2日の連戦という中、横浜FMはDF松原健、DF角田涼太朗、FWレオ・セアラ、FW水沼宏太の4選手が連続で先発した。またU-21日本代表としてAFC U23アジア杯に出場していた横浜FMのMF藤田譲瑠チマ、柏のGK佐々木雅士とFW細谷真大も先発した。

 最初のビッグチャンスは柏。前半5分、右サイドで前を向いたMFマテウス・サヴィオが味方のサポートがない中でもライン際をえぐり、クロスボールを供給すると、GK高丘陽平のパンチングに三原が反応。だが、ボレーシュートはわずかに枠を外れる。対する横浜FMは同8分、FWエウベルがFW西村拓真のワンツーから右足で狙うも、こちらも右に外れた。

 それでも前半17分、横浜FMが先にスコアを動かした。細かいパスワークで相手を押し込み、一度はボールを奪われたが、FWレオ・セアラが再奪取。ここから攻撃のスイッチを入れ、ボールを持ち上がった水沼の縦パスをL・セアラがフリックすると、西村が放ったシュートがDF高橋祐治に当たって跳ね上がり、そのままゴールマウスに吸い込まれた。

 さらに横浜FMは前半19分、柏の最終ラインのパス回しに猛烈なプレッシングをかけると、柏はDF古賀太陽のパスがわずかにずれ、これを収めようとしたDF上島拓巳がボールをコントロールできず。これを奪った横浜FMのFWエウベルがGK佐々木を食いつかせ、プレゼントパスをL・セアラが押し込んだ。

 気温30度を大きく超える中、前半23分過ぎには飲水タイムを設定。選手たちはいったん一呼吸置いた。それでも横浜FMは止まらない。同28分、右からのスローインをDF松原健がL・セアラにつけると、胸で落としたボールを受けた水沼が右足ボレーで一閃。強烈なシュートがGK佐々木の手をすり抜け、ゴールネットに突き刺さった。

 柏は前半34分、佐々木のロングキックで横浜FMの布陣を押し込み、クリアボールを拾ったMF戸嶋祥郎がワンタッチで前へ。これをM・サヴィオがフリックし、細谷がゴール前まで切れ込んだ。だが、GK高丘陽平の鋭い飛び出しを前にシュートを打ち切れず、右に持ち出したところでDF永戸勝也のカバーに遭って、1点を返す絶好のチャンスを逃した。

 なおも優勢を保つ横浜FMは前半45分、後方からのフィードをL・セアラが身体を張って収め、落としを受けた西村がスルーパス。これに抜け出した水沼がペナルティエリア右から力強いシュートを放った。だが、これは佐々木がファインセーブ。3-0のままハーフタイムに入った。

 柏は後半開始時、右ウイングバックのDF大南拓磨、前半途中からボランチ気味に構えていた三原と戸嶋を一気に下げ、DF川口尚紀、MFドッジ、MF加藤匠人を投入。小学生時代から柏アカデミー出身で筑波大から今季加入した加藤は第13節のG大阪戦に続き、2試合目のJ1出場となった。

 それでも後半の入りも横浜FMが勢いを切らさない。開始2分、敵陣右サイドでFKを獲得すると、永戸のキックをDF畠中槙之輔が頭で折り返し、ゴール前に飛び込んだのはL・セアラ。そのままネットに押し込み、一時VARチェックに時間を要したが得点は認められ、L・レアラのこの日2ゴール目で4-0となった。

 ところがここで横浜FMにアクシデント。ボランチで攻守に存在感を放っていたMF岩田智輝が足を痛め、MF渡辺皓太との交代を強いられた。その後は柏が背後への抜け出しを有効に使って反撃を試み、サイドからゴールに迫った。しかし、高丘の好守もあってそのままタイムアップ。横浜FMが圧巻の4ゴール快勝劇で柏の優勝戦線進出を退けた。

(取材・文 竹内達也)
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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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