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レオ・セアラの季節到来!! 気温30度超の連戦出場も2G2A大爆発「寒いより暑いほうがいい」

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FWエウベルからの祝福受けるFWレオ・セアラ

[6.25 J1第18節 横浜FM 4-0 柏 日産ス]

 柏レイソルとの上位対決、横浜F・マリノスの主役となったのはFWレオ・セアラだった。チームが4-0の圧勝を収めた中、全得点を導く2ゴール2アシストの大爆発。昨季も8月中旬からの1か月で計7ゴールの固め取りを見せており、「自分の出身地(フォルタレーザ)も暑いので、究極的には寒いよりも暑いほうがいい」という“夏男”の季節がやってきた。

 22日の天皇杯3回戦栃木戦から中2日の連戦ながら、気温30.6度を記録した猛暑のデーゲーム。運動量自慢の横浜FMにとっては苦しいコンディションかと思われたが、連続スタメン出場となった背番号9が圧巻のゴールショーを演出した。

 まずは前半17分、レオ・セアラのボール奪取を起点に速攻を始めると、MF水沼宏太の縦パスをレオ・セアラがフリックし、FW西村拓真が先制ゴール。さらに同19分、FWエウベルの猛烈なプレッシングでボールを奪い切り、プレゼントパスからレオ・セアラが決めた。

 前線での即時奪回と、ハイプレッシングから奪った2ゴール。この背景には対戦相手の分析を行うアナリストの貢献もあったといい、レオ・セアラは「プレスでゴールを決めることができたので、アナリストたちを称えないといけない。ピッチに立った選手たちも聞いて実行したことを称えたい」と喜んだ。

 さらにレオ・セアラは前半28分、DF松原健からのスローインをペナルティエリア内で収めると、巧みな落としからMF水沼宏太のボレーシュートで3点目。「僕が受けて宏太が動いているというのは練習からやっていた形」。後半2分にもセットプレーから自身が4点目を奪い、猛暑のゴールショーを仕上げた。

 今季はシーズン序盤からFWアンデルソン・ロペスが7ゴールを記録し、優勝を争うチームを牽引していたが、第14節福岡戦でのつば吐き行為によって6試合連続での出場停止中。ここまで2ゴールに終わっていたレオ・セアラがその穴を埋められるかどうかが、この先のタイトルレースの大きく直結する形となる。

「ロペスは大きな戦力なので彼が出られないのはチームとして痛いけど、ロペスがいない間でもチームが勝てているのはポジティブ」。例年以上の暑さが予想されている勝負の夏へ——。大きな期待を背負う9番は「選手は常に準備をしておかないといけない。僕はいまスタメンで出られているので、しっかりモノにしようという気持ちでやっているし、チームが勝つようなプレーをしたい」と力強く前を見据えた。

(取材・文 竹内達也)
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